中村勘九郎「真田十勇士」結束の秘けつは下ネタ?大島優子は「男の方に囲まれると熱い」
2016年8月29日 22:30
[映画.com ニュース] 堤幸彦監督が自ら演出した中村勘九郎主演の舞台劇を映画化する「真田十勇士」のレッドカーペットセレモニーが8月29日、東京・新宿のオープンカフェスペース「モア四番街」に設置された特設会場で行われた。セレモニーには、堤監督、中村のほか、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、加藤雅也ら出演者が勢ぞろいした。
関ヶ原の戦い(1600年)から14年後。元忍者の猿飛佐助(中村)は、天下の名将とうたわれる真田幸村(加藤)と運命的な出会いを果たす。幸村が運に恵まれただけの気弱な“腰抜け男”だと知った佐助は、抜け忍仲間の霧隠才蔵(松坂)と組んで「真田十勇士」を結成し、幸村を名実共に天下一の武将に仕立て上げようとする。
台風が迫るなかギリギリまで開催が危ぶまれたが、開始時刻には雨が止むと中村は「奇跡ですね」と歓喜。過酷な撮影を振り返り、「寒さと爆風と火と雨にどうやったら戦えるか。一致団結せざるを得なかった。この絆は何があっても揺るがない」と胸を張る。チームワークの秘けつを問われると「まあ、下ネタですね。男がこれだけそろっているんで」としれっと答えていた。
佐助と才蔵の幼なじみで、才蔵に思いを寄せるくノ一の火垂を演じた大島は「部活みたい。仲良くわいわいしていた。私は十勇士のうち五勇士くらいしかご一緒できていないので寂しかった」と恨み節。自身は背中が露出したドレスで登場したが、13人の男性陣に囲まれ「圧を感じます。男の方に囲まれると熱い……」と本音をもらした。
松坂は、撮影時の印象的なエピソードとして「馬と並走して走れと監督に言われた。足がパンパンになりました」と振り返る。中村は「地面がたいらじゃなく、草がぼうぼう。リアルにこけている人がいる」と明かした。劇中同様、馬に乗って登場した加藤は「いいですね。皆さんもやってみるといいかも」と発言し、共演者を笑わせていた。
出演陣を温かく見守っていた堤監督は「やっとできあがったと言いたいところなんですが、まだCGをいじっています」と衝撃発言。出演陣がざわめくなか「最後の最後まであがいて努力して、よりレベルの高いものにしたい。今できる映像技術全てを詰め込んだつもりです」と決意に満ちた表情で語った。
「真田十勇士」は、9月22日から全国公開。