林家正蔵「石川五右衛門」で14年ぶり時代劇!家康演じ市川海老蔵の命運握る
2016年8月28日 21:30

[映画.com ニュース] 落語家の林家正蔵が、テレビ東京系の連続時代劇「石川五右衛門」で約14年ぶりの時代劇出演を果たすことがわかった。虎視眈々と権力の座を狙う徳川家康に扮し、対立し合う石川五右衛門(市川海老蔵)と豊臣秀吉(國村隼)の命運を握る役どころを担う。
2009年に新作歌舞伎として上演、15年に新橋演舞場「初春花形歌舞伎」として再演され好評を博した同名演目を、テレビ東京が潤色しドラマ化。海老蔵が04年の襲名後初めて連続ドラマに主演し、華麗な手口で盗みを働く大泥棒・五右衛門と、時の権力者・秀吉の対決を描く。
02年以来の時代劇となる正蔵は、「家康というお役が私に回ってくるとは、夢のようでございます。私の生き方として、家康のようにホトトギスが鳴くまで待つタイプなので、やった! という感じです」と語る。自身がホトトギスの句を詠むとしたら「鳴かぬなら おうちで飼おう ホトトギス」だそうで、「そういう優しいタイプなので、おそらく戦国時代は生き残れないと思います」とコメントを寄せている。
さらに海老蔵との共演について、「いつも客席から拝見しています。(5月の)團菊祭五月大歌舞伎も見たばかり。ボーッとしちゃいました。『ご一緒させて頂いてよいのかな、名優の方ばかりのなかに入って申し訳ないな、でも一生懸命やりましょう!』と思っておりました」と恐縮気味。それでも、子役の時以来だという京都での撮影を「こっちにあの時代劇、あっちに大御所の役者さんが歩いているので、まるでテーマパークに来たような気分。ドキドキ、そしてワクワクしました」と嬉々として振り返っている。
今作の家康は、五右衛門と秀吉の対決に大外から乗り込んでくる、いわば“ダークホース”の存在。番組プロデューサーは「あまり多くは語らない、寡黙のなかに何を考えているのかわからない不気味な存在」と説明し、正蔵の起用理由を「話がうまく、明るい正蔵師匠の噺家のイメージを逆手に取り、意外性のあるキャスティングを狙いました」と話している。
連続時代劇「石川五右衛門」は、比嘉愛未、高月彩良、山田純大、前野朋哉らが共演する。テレビ東京系で10月クールに放送予定。
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