デ・ニーロ、トランプ氏を「タクシードライバー」主人公に喩える
2016年8月21日 16:45

[映画.com ニュース]ロバート・デ・ニーロが、かつて演じた「タクシードライバー」(1976)の主人公に、型破りな言動で注目を集める米共和党大統領候補で実業家のドナルド・トランプ氏がそっくりだと指摘したと、ハリウッド・レポーター紙が報じている。
サラエボ映画祭のオープニング作品としてこのほど、リストア版「タクシードライバー」(マーティン・スコセッシ監督)が上映され、デ・ニーロがティーチインに登場。同作の主人公トラビス・ビックルがトランプ氏と似ていると指摘し、「彼(トランプ)が行っていることは完全にクレイジーで滑稽で、許されるべきことではない」と発言。さらに、「ドナルド・トランプのような人間はいまのような立場にいるべきじゃない。神よ、助けたまえ」と言うと、会場に詰めかけた映画ファンが拍手喝采を送ったという。なお、デ・ニーロには映画祭初となる特別功労賞が贈られた。
ビックルは元ベトナム兵のタクシードライバーで、不眠症に悩まされ次第に狂気にとらわれていくという役どころ。デ・ニーロは、この役でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。
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