航空機事故からの生還劇!イーストウッド監督×T・ハンクス「ハドソン川の奇跡」日本版ポスター公開
2016年8月18日 11:00
[映画.com ニュース] 2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を、クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスの初タッグで映画化した「ハドソン川の奇跡」の日本オリジナルポスターが、公開された。
09年1月15日、乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(ハンクス)の英断により、乗客全員が生還した奇跡の救出劇を描くと共に、ハドソン川に機体を着水させたことが問題視され、容疑者として追及されてしまうサリーの苦悩にも切り込む。アーロン・エッカートがサリーと共に航空機事故に巻き込まれるジェフ・スカイルズ副機長、ローラ・リニーがサリーの妻を演じている。
ポスターでは、その年の優れた報道写真を選出する「Pictures of the Year」に輝いたワンシーンが再現されている。背景にはマンハッタンの町並みが描かれ、ハドソン川に不時着した航空機の両翼には多数の乗客がたたずんでいる。前代未聞の航空機事故に巻き込まれた乗客たちの混乱や不安を切り取ったような生々しさが、強い印象を残すデザインになっている。
イーストウッド監督は、当時を振り返り「この出来事は、9.11(アメリカ同時多発テロ)の後に起きた。ニューヨークが本当に落ち込んでいたときで、経済も最悪だった。そんな人々に、精神を高揚させるものがもたらされた。そして、彼ら全員がハドソン川の真ん中で飛行機の翼の上に立つ情景が、その年の“Pictures of the Year”になったんだ」と言及。一方、ハンクスは「すべてに感心したし、本当に素晴らしかった。ニューヨーク市で甚大な飛行機墜落事故になるところだったんだ。この国がまた、そういうことを経験するのを見たくない。僕らはみんな、うまくやってくれたことに満足している」と、9.11を引き合いに出しつつ語っている。
「ハドソン川の奇跡」は、9月24日から全国公開。
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