「聲の形」入野自由&早見沙織の熱演を原作者が絶賛 新場面写真も公開
2016年7月31日 16:00

[映画.com ニュース] 「けいおん!」「たまこラブストーリー」の山田尚子監督と京都アニメーション(アニメーション制作)が手がけた劇場アニメ「聲の形」のアフレコがこのほど、都内のスタジオで行われ、声優キャストの入野自由と早見沙織、山田監督、原作者の大今良時氏が感想を語った。さらに、新場面写真も公開された。
原作は、「週刊少年マガジン」(講談社刊)で2013~14年に連載された人気漫画。退屈することを嫌う小学生・石田将也は、耳の不自由な転校生・西宮硝子との“ある出来事”がきっかけで周囲から孤立してしまう。それから5年後、固く心を閉ざしたまま高校生となった将也は、別の学校に通う硝子の元を訪ねる。

耳の不自由な少女と心を閉ざした少年の心の交流を描くとあって、将也役の入野は「監督と最初にお話しした時に言っていた、人と人とが繋がりたいのにそうなれない、伝えたいけど伝えられないという部分の“人の内側にある葛藤”を大切にしていきたいと考えながら演じさせていただきました。最初は指針を決めるまでが大変でした」と振り返る。
入野の熱演を目の当たりした山田監督は「アフレコ中、入野さんは将也と同じ速度で、同じ高さで、同じ温度で彼の世界を観ようと、じっと寄り添っていらっしゃるように感じました。そんな入野さんに対して、もう信頼しか生まれない状態でしたので、『ここの将也はどんな気分なんですか?』とか逆に質問してしまうようなこともありました」と明かす。そのうえで、「私の目にはもう入野さんが将也にしか見えなくなっていましたので……」と称賛。さらに大今氏も「ちゃんと主人公にしてくれました。将也がどんな声をしているかは実は正直わからなかったんですけど、聞いた時はかなりしっくりきました」と太鼓判を押した。

一方、硝子役の早見は「しゃべり方や声の出し方など技術的な面も難しかったですし、アフレコ現場は静かな湖畔みたいな澄み切っている空気で、わずかなものの動きとかがすごく伝わってくるんです。でも硝子として聞こえていないはずのものを1つ1つ気にしてしまうと、まったく思っていたものと違う声をあててしまうこともありました」と苦労を吐露。そんな苦心の末に生まれた“アニメ版・硝子”に対し、大今氏は「早見さんの演じる硝子の声を聞くたびに感じる緊張感、それはまさに本当の聴覚障害者の方の声を聞く時に感じる緊張感でした。ものすごくリアル。アニメ用というか、演技っぽく感じるもになるのではと思っていたので、とても驚きました。その上で、アニメとして普通に聞いていられる声だったので本当にすごいと思いました。自分の中にいなかった新しい硝子がそこにいた、という感じでした」と称えた。
「映画 聲の形」は9月17日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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