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星野源、客席の幼児に“神対応”「すごい知能を持っているな」

2016年7月30日 19:30

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舞台挨拶に立った星野源
舞台挨拶に立った星野源

[映画.com ニュース] 「チェブラーシカ」の中村誠監督が手がけたパペットアニメ「ちえりとチェリー」が7月30日、東京・渋谷のユーロスペースで封切られ、ボイスキャストを務めた歌手・俳優の星野源、声優の高森奈津美、中村監督が舞台挨拶に出席した。

小学6年生の少女・ちえり(高森)と、ぬいぐるみのチェリー(星野)が繰り広げる冒険を通じ、東日本大震災後の子どもたちに「命の大切さ」「想像力の可能性」を提示する。この日は同時上映の「チェブラーシカ 動物園へ行く」のチェブラーシカも駆けつけており、星野は「存在感がすごい」と目を丸くする。それでも、写真撮影時には握手したり、頭をなでた星野と高森は、「かわいいなあ」とご満悦だった。

アニメ「アイドルマスター」や「ガールズ&パンツァー 劇場版」などで知られる高森は、アフレコを振り返り「お芝居のプランを組み立てて行きましたが、星野さんのチェリーを聞いたら、いろいろなものが覆った」と告白。「チェリーは、お父さんのような、手を引っ張っていってくれる大きい存在だと思っていた」そうだが、「星野さんの第一声を聞いて、隣を歩いてくれるお友だちのような存在だと気づいた。アフレコ時の発見がすごかった」と語った。

中村監督がキャスティング経緯を説明するうえで、「映画を見ていただけたらわかると思いますが」と口を開くと、客席の幼児から「わかる、わかる~」と声が上がった。これには星野も「おまえ、わかるのか!? すごい知能を持っているな。まだ見ていないんだろ、予知能力があるのか」と驚き、客席は爆笑。さらに中村監督が「高森さんは声に悲しさがあって、放っておけない感じがある。星野さんは、声優の訓練された発声に対し、ナチュラルな声を出す人がほしいと思っていた」と説くと、再び幼児から「にゃんにゃ~」と合いの手が入ったため、星野は「納得してもらえたんでしょうね。『やっぱり。そうだと思った』みたいな」と“神対応”を見せていた。

また締めの挨拶では、星野は映画を「少女が大人になる決心をするストーリー。娘を持つお父さんが見ると、ヒザから崩れ落ちるんじゃないかな」とアピール。続けて「個人的には、内村光良さんとか、大泉洋さんが見て、『あああっ!』となっているのを見てみたい」とユニークに話した。一方の中村監督は「前の回の舞台挨拶で、泣くという醜態をさらしてしまった。6年間、思いを込めた作品なので」と苦笑しつつ、「なんとか糸井重里さんに見てもらって、『見終わるまで、泣くんじゃない』とコピーをつけてもらいたい」。星野は「(糸井が手がけたゲーム)『MOTHER』じゃん!」とツッコミを入れていた。

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