妻夫木聡×満島ひかり「愚行録」ベネチア国際映画祭に出品!石川慶監督が喜び語る
2016年7月28日 10:34

[映画.com ニュース] 妻夫木聡と満島ひかりが共演する石川慶監督作「愚行録」が、8月31日(現地時間)から開催される第73回伊ベネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に正式出品されることが決定した。同映画祭が初お披露目の場で、ワールドプレミアとして上映される。
今作で長編デビューを果たした石川監督は、仏カンヌ、独ベルリンと並び“世界三大映画祭”と称されるベネチア国際映画祭への出品に対し、喜びのコメントを寄せる。「いろいろな人に支えられながら必死に撮りあげた『愚行録』が、あこがれのベネチア国際映画祭に選出され、その舞台で長編監督としてのスタートが切れる自分は、本当に幸せだと思うと同時に、背筋が伸びる思いでいます」と語った。
「慟哭」「乱反射」「後悔と真実の色」など、傑作ミステリーを世に送り出してきた貫井徳郎氏による、直木賞候補小説を映画化。犯人不明のまま未解決となったエリートサラリーマン一家惨殺事件から1年。改めて事件取材を開始した週刊誌記者・田中(妻夫木)は、関係者へのインタビューを続けるうちに、理想的な家庭からはかけ離れた一家の実像や、事件の真相を知っていく。
原作者の貫井氏は「試写を見たとき、これは世界で勝負できる作品だろうと直感しました」と称賛を惜しまない。それだけに「今回のベネチア国際映画祭への出品は、まったく驚きではありませんでした。世界でどのように評価されるのか、今はただただ楽しみです」と明かした。加倉井誠人プロデューサーも、「『愚行録』がその質の高さを評価されまして、まずは海外の地で披露されることを光栄に思っております」といい、「この冒険心あふれるミステリー作品が新たなる力を蓄えまして、しっかりと日本のお客様にお届けできればと願っております」と話している。
オリゾンティ・コンペティション部門は、長編デビュー作、若手作家、独立系作家の革新的、独創的な作品に焦点を当てる。「愚行録」は満島が田中の妹・光子に扮し、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満らが共演。2017年に全国で公開される。
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