木嶋のりこ、初の“男性相手”のベッドシーンに「変態心に火がついた」
2016年7月6日 14:00
[映画.com ニュース] 江戸川乱歩の傑作を映画化した「屋根裏の散歩者」の完成披露試写会が7月5日に開催され、W主演の木嶋のりこと間宮夕貴、窪田将治監督が舞台挨拶に登壇し、撮影現場についてトークを繰り広げた。
幾度か映画化されてきた江戸川乱歩のエロティックな短編小説を過去に二度、乱歩作品を映画化している窪田監督が実写化。屋根裏ののぞき穴から他人の生活を見ることを愉しみとする青年が、ある日、一組の男女の姿をのぞき見たことで抱くようになった殺意、そこから始まる惨劇の顛末が描かれる。
原作には2人の女性主人公は存在しないが、窪田監督は過去の映画作品を引き合いに「女性の存在によって味付けをされてきた」と分析し「この2人を入れることで、ドラマ性を作り上げていった」と語る。
淵上泰史演じる青年・遠藤に乱暴に抱かれる照子を演じた木嶋は「これまで女性との絡みはあったんですが、男性に抱かれるのはこの作品が初めて(笑)」と初体験を告白。「ベッドではなく畳に投げつけられて鼻血を出し、乱暴にされて、私の変態心に火がつきました!」と語る。これまでは女性相手であったことから「私が何とかしてあげたいという気持ちでしたが、男性相手でいろんな興奮がありました」と大胆不敵に語った。
一方、婚約者である遠藤の浮気を疑い、素行調査を依頼する令嬢の直子を演じた間宮は「いままで乱暴に扱われることが多かったので、こんなに優しく抱かれたのは初めて(笑)。愛ってこんなにいいんだ……と淵上さんに感謝しながら抱かれていました」とうっとりとした表情を見せる。ただ、撮影は1月で外でのシーンも多く「寒くて過酷でした」と述懐。1時間半ほど外で待機したこともあったそうで「本番でも震えが止まらなくて」と苦労を振り返った。数週間の撮影の期間中、間宮は断酒して臨んだそうだが「『間宮さん、オールアップです』という瞬間に飲みました(笑)!」とニヤリ。
窪田監督はそんな間宮に、現場でたびたび、胸を露出されたと“逆セクハラ被害”を訴える。「モニターを見てるとやってきて、バスローブ姿で『はい』って(胸をはだけた)」と暴露したが、間宮は「『見せて』って言われたから見せただけ(笑)!」と反論! 「『見せて』と言われたら見せるのか!」などという2人の掛け合いに会場は笑いに包まれていた。
「屋根裏の散歩者」は7月23日から公開。
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