吉田麻也、「ペレ　伝説の誕生」を日本代表チームメイトに推薦「この映画を見ろ」

「ペレは世代ではないので、偉大な選手ということしか知らなかった」という吉田。サッカーをテーマにした映画もあまり見ないそうだが、「技術がしっかりしていて、感情移入しやすい。サッカーがいかにチームスポーツで、メンタルが重要であるのかが勉強になった」と絶賛した。

リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表に対しては、ロンドン五輪にオーバーエイジ枠で出場した経験を踏まえ「仲間たちと戦える最後のチャンス。ロンドンの時も初戦でスペインを叩けたのが大きかった。初戦がすべてと思ってやってほしい」とエール。自らは18年W杯の最終予選を控えるが、「今は日本としてのサッカーをつくり上げているところ。もっと団結するために、この映画を見ろと伝えたい」とPRを含めて気持ちを引き締めた。

一方、芸能界有数のサッカーファンと知られる土田も「釜本（邦茂）の引退試合に来たなくらいだったけれど、熱くなるものがあった。W杯も余裕で獲ったと思っていたのに、裏でいろいろあったんだ」と感嘆の表情。その上で、「細かいことを言うと、ペレの父親役の人（セウ・ジョルジ）の方が、ペレに似ている」と独特の観賞ポイントを明かした。

ヒットを祈願し、吉田ではなくサッカー未経験の土田がゴール左上隅の「大ヒット」ボードを狙うフリーキックに挑戦。2度の試技を当然のように外したが、「ほら見ろ。外してもいいから、ノープレッシャーだった」と余裕の表情。しかし、吉田は「振られるんじゃないかと思って、ドキドキしてイメージだけはしていた」と苦笑いだった。

また、日本代表主将のMF長谷部誠（フランクフルト）がモデルの佐藤ありさとの結婚を発表。吉田は、「仲間、友達として本当にうれしい。選手同士のつながりから、家族ぐるみでいろんなコミュニケーションがとれるようになって、チームもよくなる。長谷部さんにガンガンおごってもらいます」と祝福していた。

「ペレ　伝説の誕生」は、貧しい家に生まれたペレが両親や家族、仲間たちの支えでブラジルの名門サントスFCに入団、17歳でブラジル代表をスウェーデンW杯優勝に導いたほか、3度の優勝を成し遂げた軌跡を追う。7月8日から全国で公開される。