「裸足の季節」トルコの美人姉妹演じた女優陣と監督が来日!
2016年6月9日 17:30

[映画.com ニュース]トルコの小さな村を舞台に5人の美しい姉妹の姿を描いた作品で、2015年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「裸足の季節」のデニズ・ガムゼ・エルギュベン監督と4人の女優が6月9日、来日し、都内で会見した。
映画は、古い慣習と封建的な思想に包まれた小さな村で、10年前に両親を亡くし、今は祖母の家で叔父とともに暮らす5人姉妹が、次々と決められた結婚相手に嫁がされる。姉たちの不遇に憤る13歳の末っ子ラーレが、自由を取り戻すべく秘密の脱出を企てる物語。エルギュベン監督にとって初の長編作品だが、カンヌをはじめ世界の映画祭で絶賛された。
現在パリを拠点に活動するエルギュベン監督は、自国トルコでの反響を問われ「トルコはモダンな生活を送る女性がいる一方で、映画のように保守的な人もいる。リアクションも様々で、温かく受け入れてくれる人もいれば、良くない解釈をする人もいた。このような異なった反応が出てくることがトルコの真実を現していると思う」と分析。そして、映画のテーマについて「トルコでは女性=性と見られるので、体を覆わなくてはなりません。作品の中で描いた無邪気な馬乗りすら、性と関連付けられてしまうのです。女性は肉体だけではないと訴えたい、純粋な気持ちで撮りました」と説明した。
監督とともに来日したのは、物語の中心となる末っ子ラーレ役を演じたギュネシ・シェンソイ、長女ソナイ役のイライダ・アクドアン、三女エジェ役のエリット・イシジャン、四女ヌル役のドア・ドゥウシルの4人。
三女役のイシジャン以外は、これまで本格的な演技経験のなかった少女たちで、今回の映画出演が人生の大きな転機になったそう。ラーレを演じたシェンソイは、「この作品がなければ女優の道に進むかどうかわからなかった。メッセージ性の強い女性の物語に出演できてうれしい」と振り返る。今後の進路については「大学を卒業したらニューヨークでビジュアルアートの勉強をして、将来は女優だけでなく監督もやってみたい」(イシジャン)、「アートは社会問題を訴える理想的な媒体だとわかった、今後も映画作りに関わりたい」(アクドアン)と、将来の希望をそれぞれが目を輝かせて語っていた。
「裸足の季節」は、6月11日から全国公開。
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