園子温監督、夫唱婦随の最新作「ひそひそ星」公開に感激「0からの出発」
2016年5月14日 17:35

[映画.com ニュース] 園子温監督の最新作「ひそひそ星」が5月14日、東京・新宿シネマカリテなどで公開。園監督は、夫人で主演女優の神楽坂恵とともに同館で初日舞台挨拶を行った。
園監督が、「この映画で商業監督デビューしてやろう」と25年前に脚本を書き上げていた念願の作品。だが、「地味であまりにも変わった内容なので、映画会社で作れる内容ではなかった。だったら自分の力で金を集めてやろうと思ったがうまくいかなかった」と、机の引き出しの奥で眠っている状態だった。
その後も、「画コンテをコツコツと描いて、全カット描いた。それだけ暇だったから」と自ちょう気味に振り返る。神楽坂も、「引っ越しなどをする度に、段ボールのコンテの量がハンパなくて、いつ撮るんだろうと思っていた」という。
その後、「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」など話題作を放ち、自身で設立した制作会社「シオン・プロダクション」の第1回作品として制作。「方向転換が著しくて、過激な映画監督と見られるようになったが、0からの出発というか、あらためて自分の新しい映画の道を考え直した」と意図を説明した。
人類が絶滅種となった近未来を舞台に、星々を巡る宅配便配達人の物語で、園監督は「25年前の彼(園)が、それまで映画で行われていなかったことを探し回って、見たことのない映画を作りたいという熱い思いを尊重した。脚本もコンテも当時に忠実なはず」と自信の笑顔。本名の「園いづみ」でプロデューサーも兼ねた神楽坂も、「プロデューサーとして大きな仕事はしていませんが、監督の思いも聞いて女優としては見ない大変さなど勉強になりました。主人公は私じゃないと思っていたので、光栄でした」と夫唱婦随ぶりをアピールしていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






「日本の怪獣映画を愛してる!」ポケモンキャラから着想も 巨大殺人カブトガニ描く「キラーカブトガニ」監督インタビュー
2023年1月14日 10:00
映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス