「ヘイル、シーザー!」、清水節氏の“講義”に日芸映画学科学生も興味津々
2016年4月30日 08:00

[映画.com ニュース] 数々の傑作を生み出してきたジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作「ヘイル、シーザー!」(5月13日公開)の日本大学芸術学部映画学科学生限定試写会が4月28日、同大学の江古田キャンパスで行われ、映画評論家の清水節氏が作品の見どころや背景などを講義した。
同作は、1950年代のハリウッド黄金期が舞台。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に発生した、主演俳優で世界的大スターの誘拐事件を、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら豪華スターを迎えて描いたサスペンスコメディだ。
鑑賞中、ハリウッドのスタジオの内幕や誘拐事件の捜査に見入りながらも、学生たちからは何度も笑いが起こった。そして上映後に清水氏が登壇し、40~50年代の米映画界をめぐる状況を説明。クルーニーやヨハンソンらが演じた役のモデルになった俳優や作品に触れ、時代背景のキーワードとして「映画界の解体」「テレビの興隆」「赤狩り」を挙げた。
また、同作を考えるための手がかりとして、「バックステージもの」「人物への批評性」「ストーリー構造」などについても講義。ブローリン扮するエディ・マニックスが実在した同名の映画人であることも明かされたほか、「キリスト教」と「ハリウッド」の関係性も解説し、映画を学ぶ若い学生たちは興味深く聞き入っていた。
質疑応答では公証人(ジョナ・ヒル)や映画監督(レイフ・ファインズ)の「モデルは誰なのか?」といった突っ込んだ質問が出る一方、「シネフィルでないと楽しみきれないかも」といった意見も。それでも、「テイタムやヨハンソンらスターが出ているだけでも友だちにオススメできる」「時代背景を深く知らなくても楽しめた」といった感想が聞かれた。
フォトギャラリー
関連ニュース






【注目すべきコメディアン10人に選出】日本育ち、ゆりやんレトリィバァともコラボしたアツコ・オカツカ コメディスペシャルが6月13日配信
2025年6月6日 15:00
映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ