トム・ハーディ主演「レジェンド」、伝説のギャングの二面性をとらえた冒頭映像公開
2016年4月28日 11:00
[映画.com ニュース] トム・ハーディが実在した双子のギャングを1人2役で演じた「レジェンド 狂気の美学」の冒頭部分約3分間が、このほど公開された。
1960年代のロンドンで暗躍し、20世紀のイギリス犯罪史上最も有名な犯罪者といわれる双子・クレイ兄弟の真実の物語。映画の冒頭では、兄のレジナルドがイーストエンドの自宅前で張り込み中の刑事に紅茶を差し入れておちょくる一方で、すれ違った近所の女性と気さくに挨拶を交わし、預かっていた忘れ物を手渡す姿が映し出される。
クレイ兄弟について徹底的にリサーチしたというブライアン・ヘルゲランド監督は、「クレイ兄弟はギャングにまつわるどこまでも暴力的な数々の逸話の中心にありながら、地元のお年寄りのために紳士的にドアを開けて待っていてくれる現代版ロビン・フッドでもある」とその二面性を説明。「凶暴という一般的なイメージにとどまらず、この映画全体からいまや伝説となってしまった兄弟も人間だということを観客に感じ取ってもらいたいんだ」と語っている。
頭脳派でカリスマ的な兄レジナルド(レジー)と、凶暴で命知らずの弟ロナルド(ロン)をハーディが1人2役で熱演し、レジナルドの恋人役をエミリー・ブラウニングが演じた。その他、「キングスマン」でブレイクしたタロン・エガートン、デビッド・シューリス、クリストファー・エクルストンらが共演する。
「レジェンド 狂気の美学」は、6月18日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。