映画音楽の巨匠が手がけた全428作品を網羅「エンニオ・モリコーネ映画大全」発売
2016年4月5日 19:30

[映画.com ニュース] 「ニュー・シネマ・パラダイス」などで知られるイタリアの作曲家エンニオ・モリコーネの全作品を網羅した「エンニオ・モリコーネ映画大全」(洋泉社刊)が4月4日、発売された。
1928年生まれのモリコーネは、61年に「Il federale」で初めて映画音楽を手がけ、「荒野の用心棒」(64)、「夕陽のガンマン」(65)といったマカロニ・ウエスタンの名作で名を上げる。以降、カンヌ映画祭パルムドール受賞作「ミッション」(86)や「アンタッチャブル」(87)、「ニュー・シネマ・パラダイス」(88)などでさらなる名声を得て、映画音楽界の巨匠として今なお活躍を続けている。
美しく心に残るメロディの数々は世界中で愛され、クエンティン・タランティーノ監督最新作「ヘイトフル・エイト」(2015)の音楽で、アカデミー賞の作曲賞を初受賞。日本でも79年の池田満寿夫監督作「エーゲ海に捧ぐ」や、03年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」などで音楽を担当。04、05年には来日コンサートを開催している。
「エンニオ・モリコーネ映画大全」は、国内で劇場公開された作品はもちろん、モリコーネのフィルモグラフィの半数以上に及ぶ日本未公開作やテレビ映画、テレビシリーズ、ビデオ・DVD発売作など、最新作「ヘイトフル・エイト」までのモリコーネ担当作、全428本のあらすじ、見どころ、聴きどころ、スタッフ・キャストなどの作品データを網羅。巻末索引には1300本以上の作品名、2000人以上の人物名が記されている。
その他、資料編として、モリコーネと関係深い30人の映画監督や、重要な演奏家たちのバイオグラフィ、映画音楽を手がける以前のモリコーネの仕事や受賞歴一覧、ヒットチャート記録、モリコーネ担当作品の興行記録、モリコーネ音楽を流用した映画一覧など読み物も充実。世界各国の珍しいポスター、ロビーカード、レコードジャケットなどのカラー図版、モノクロ・スチルの数々も大量に掲載している。
編・著は、東京エンニオ・モリコーネ研究所。80年代から本格的にモリコーネ作品を調査、研究してきた5人の熱烈なファンが総力を結集し、ほとんどの映像ソフトとサントラ盤を調達して視聴。3年の歳月をかけて本書をまとめ上げた。432ページ。定価3800円(税抜き)。
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