「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、銀幕デビュー作「ピーチガール」で山本美月とW主演
2016年3月29日 05:00

[映画.com ニュース] 累計発行部数1300万部を誇る上田美和氏の人気少女漫画「ピーチガール」が、女優・山本美月と「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧のダブル主演で映画化されることが決定した。山本は恋愛映画初主演、伊野尾は銀幕デビュー作にして初主演を務める。
「パピヨン 花と蝶」「Oh! myダーリン」など、ヒット作を数多く世に送り出した上田氏が、1997~2004年に「別冊フレンド」(講談社刊)で連載した人気コミックが原作。99年に第23回講談社漫画賞に輝き、01年に台湾でテレビドラマ化されると高視聴率を記録。さらに、05年には日本国内でテレビアニメ化されるなど、女子中高生を中心にブームを巻き起こした。
物語は、登場人物の思いが絶えず交錯し続ける、波乱に満ちたラブストーリーだ。日焼けした肌&赤髪という外見から、「遊んでいる」「ナマイキ」と誤解される純真無垢な女子高生・もも。中学時代からの同級生・とーじに恋心を寄せていたが、遠巻きに見つめるだけで思いを伝えられないでいた。一方で学校一のモテ男・カイリは、ももの一途さに興味を抱き、次第に心惹かれていく。他人のお気に入りを何でも略奪しようとする友人・沙絵に妨害されるなか、とーじとカイリの間で揺れるももに決断の時が訪れる。
女性層に圧倒的な支持を集め、主演作「貞子vs伽椰子」「少女」の公開を控える山本が、見た目と本心のギャップに悩みながらも、勇気を持って一歩踏み出していくもも役に挑戦。「色黒設定にはビックリしました(笑)」と明かし、クランクインに向け「原作ファンの方も、原作を読まれていない方にも楽しんでもらえるように、皆さんで力を合わせて、キュンキュン、キラキラの映画にしていきたいです!」と熱く意気込んでいる。
また「Hey! Say! JUMP」での活動のほか、日本テレビ系「メレンゲの気持ち」のMCに抜てきされるなど進境著しい伊野尾は、カイリ役で念願の映画出演。「自分が映画に出演させていただく日が、こんなに早く訪れるとは思っていなかった」と驚がくの様子で、「初めての映画、しかも主演ということで、不安もありますがそれ以上に嬉しさや楽しみな気持ちが強かったです」とオファー当時を振り返る。そして、「高校生の役ということで、久しぶりに制服が着られることが楽しみです。見ている方々をドキドキさせて、カイリを好きになってもらえるように頑張ります!」と自らを奮い立たせている。
メガホンをとるのは、大根仁監督作「モテキ」「バクマン。」で助監督を務めた実力派・神徳幸治。山本の「完璧なルックスにも関わらず、はいつくばってでも食らいついていく雑草のような根性」をほめちぎり、カイリ役・伊野尾に対しても「とにかく明るくかわいらしい反面、ふと見せる真剣な表情や切なさのギャップがピッタリ」と称賛を惜しまない。さらに、原作・上田氏は「現代風にリメイクして、山本美月さんと伊野尾慧くんというとてもステキなお2人が演じて下さるということで、どんなピーチガールになるのかすごく楽しみ」といい、「ももの色黒の設定は残したままなので、山本美月さんがどんなイメチェンを遂げるかも大注目です」と大きな期待を寄せている。
映画「ピーチガール」は、ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」「仮面ティーチャー」などの山岡潤平が脚本を執筆。3月下旬~4月末に撮影が行われ、2017年に全国公開予定。
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