広瀬すず、小泉徳宏監督&野村周平の称賛を照れ笑いで絶妙スルー
2016年3月19日 13:46

[映画.com ニュース] 広瀬すずの初主演映画「ちはやふる 上の句」が3月19日、全国298スクリーンで封切られた。広瀬は、共演の野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希とともに劇中衣装に身を包み、小泉徳宏監督と東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に臨んだ。
メガホンをとった小泉監督は、「初めて会ったのは去年の1月か2月。声が小さくて、何を言っているのか分からなかった」と初対面時の広瀬を評する。そして、「見誤ったかな? と思ったけど、撮影では突然パーンと(主人公の)千早になり『来たな!』と安心したのを覚えている」と述懐。さらに「高校1年生の少女がメジャー映画の主演を務めるようになるなかで、少女から一歩、大人に近づいていくのを見ていた。1年前とは見違えますよ」と称えた。
ほめられ過ぎて居心地が悪いのか、広瀬は「ねえ……」と、まさかのスルー。小泉監督から「この人、ほめると無視するんですよ(笑)」とツッコミを入れられると、「嬉し過ぎてどういう反応をしたらいいのか分からないんです」と照れることしきりだ。また、共演の野村が「何よりも広瀬すずと上白石萌音がすごくかわいかった」と現場を振り返ると、上白石と見つめ合った広瀬は「ふはは、嬉しいね」と無邪気な笑顔でかわしていた。
満員の客席を見渡して目を輝かせる広瀬は、昨年の撮影期間に思いをはせ「私が言うのもなんですが、若さってすごいなと思いました。みんなのエネルギーがすごくて、『負けていられない!一番はしゃいでやろう!』と。でも、矢本くんと周平くんにはかなわなかった。次回会うときまでに、もっと追いつけるように頑張ります」と胸中を明かした。なお広瀬は今後、札幌、宮城、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡での全国プロモーションを敢行する。「ひとりでも多くの方に見て頂けるといいな。こうやって回るの初めてだから、頑張ります!」と意気込んでいた。
配給の東宝によれば、雨天にもかかわらず10代の男女から親子連れまで幅広い客層が全国の劇場に足を運んでいるそうで、興行収入20億円を見込めるスタートを切ったという。4月29日に後編にあたる「ちはやふる 下の句」が封切りを控えていることもあり、幸先の良い滑り出しとなった。
今作は、累計発行部数1600万部を突破する末次由紀氏の人気少女漫画を映画化した、2部作の前編。小学校時代にいつも「競技かるた」で遊んでいた幼なじみの綾瀬千早(広瀬)、真島太一(野村)、綿谷新(真剣佑)が高校生になり、それぞれの思いを胸に秘めながら競技かるたに青春を注ぐ姿を描く。
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