実写「3月のライオン」は大友啓史監督×神木隆之介 前後編2部作で17年公開
2016年3月16日 05:00
原作漫画は、2007年から「ヤングアニマル」(白泉社)で連載。東京の下町を舞台に、両親を亡くした孤独な17歳のプロ棋士・桐山零と、同じ町に住む川本あかり、ひなた、モモの3姉妹や棋士たちとの交流を描き、「第4回マンガ大賞2011」大賞をはじめ数々の漫画賞を受賞。今秋、NHKで新房昭之監督&シャフト制作によるテレビアニメ化も決まっている。
そんな同作の実写映画化でメガホンをとることになった大友監督は、「るろうに剣心」「プラチナデータ」など、骨太な人物描写やアクション演出で映画ファンに支持される存在。今作を手がけるにあたり「東京オリンピックに向けて変わりゆく東京の街並みと日本古来のマインドスポーツである将棋の世界を魅力的に描きながら、羽海野さんが慈しみ産み出したキャラクターたちが活き活きと躍動する作品に育てあげたいと思います」と決意を表明している。
そして、大友監督の「るろうに剣心」シリーズをはじめ、「バクマン。」など多くのヒット作に出演し、若手俳優の中でも卓越した演技力を誇る神木が、主人公の桐山零役に決定。実写映画化が報じられた際、原作ファンがネット上で繰り広げたキャスティング予想で神木を推す声が多数あったが、本人も原作のファン。それだけに「お話をいただいた時は本当に嬉しかったです」と喜び、「大人気の原作なので、大きなプレッシャーはありますが、原作の中にある温かさを出せたらいいなと思っています」と意気込んでいる。
また、神木は「るろうに剣心 伝説の最期編」公開から2年ぶりとなる大友監督とのタッグに「監督が生み出す世界観の中に入っていくのが、僕自身とても楽しみです」と胸を躍らせ、大友監督も「『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来、彼の成長ぶりに触れるのがとても楽しみです」と話している。
監督、主演の決定に原作者の羽海野氏は「男たちが闘う世界を吸い込まれそうになる程、濃密に映像に落とし込む事が出来る大友啓史監督に『3月のライオン』を撮っていただける事、そして、棋士である主人公の『身の内にライオンが棲(す)む男の子』を神木隆之介さんに演じていただける事が本当に嬉しくて、待ち遠しい気持ちでいっぱいです」と期待のコメントを寄せている。
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