神木隆之介「太陽」の過酷すぎる撮影を述懐「魂を削りながら頑張りました」
2016年3月8日 04:00

[映画.com ニュース] 神木隆之介と門脇麦がダブル主演を果たした映画「太陽」の完成披露試写会が3月7日、都内で行われた。2人をはじめ、古川雄輝、古館寛治、原作者で脚本にも参加している前川知大、入江悠監督が舞台挨拶に登壇した。
前川が主宰する「劇団イキウメ」が上演した人気舞台を、「SR サイタマノラッパー」シリーズの入江監督が映画化。ウイルスで人類の大半が命を落とし、日光の下で生きられなくなった新人類「ノクス」と旧人類「キュリオ」に分かれた世界で、自分たちの生きる道を探して葛藤する若者たちの姿を描く。
この日は、若い女性を中心とする約800人の観客が会場に詰め掛け、会場の前には長蛇の列ができた。中には徹夜で並ぼうとしたファンもいたという。神木、古川らが姿を現すと、司会者の声がかき消されるほどの大歓声が響き渡った。舞台挨拶中も、神木と古川が掛け合いの中で視線を絡ませるだけで悲鳴のような歓声がわき起こり、改めて両者の人気の高さをうかがわせた。
撮影は2014年の冬に埼玉・秩父で行われたが、相当過酷な内容だったようで、神木の口からは「本当に寒かった!」という言葉が何度となく飛び出す。「特に古川くんとのシーンはダムの近くの水辺で……魂を削りながら頑張りました!」と述懐した。門脇は、寒さに加えてハードな撮影スケジュールによる「睡眠不足も重なった」と語る。「そうなると人間、食欲が増すみたいで、いつもの倍くらい食べていたらコロコロになってビックリしました」と苦笑いを浮かべた。古川は特に、夜しか行動できないノクスを演じているため「夜の6時から日の出まで撮影で、日が出ている時間は起きていない生活で……」と昼夜逆転の日々に苦しめられたと明かした。
一方、門脇と親子役を演じた古館は、入江監督の粘りの撮影に言及し「疲れていても監督は納得しないとOKを出さない。僕は体が丈夫じゃないのに、こんなに体動かしたのは何年ぶりだ、という時に『もう1回』と言われて死を思い浮かべました」と恨み節。しかし、入江監督から「古館さんは3人(神木、門脇、古川)と比べて全然、動いていないですから」と反撃を食らっていた。
それぞれに撮影の苦労を語った俳優陣だったが、神木は改めて本作について「わからないことがいっぱい」と語り「後々わかったり、気づくこともあるけど、自由に見て『わからない』というのも大事なこと。1人ひとり、違う視点で見られる作品です」と訴え、会場は再び歓声と拍手に包まれた。
「太陽」は、4月23日から全国公開。
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