菊池映画祭2016開幕!行定勲ディレクター、橋本愛、高良健吾らが結集
2016年3月5日 21:45

[映画.com ニュース] 熊本県菊池市と山鹿市で開催される「菊池映画祭2016」が3月4日山鹿八千代座でオープニングセレモニーを迎えた。同県出身でディレクターを務める行定勲監督を筆頭に、同監督が「くまもと映画プロジェクト」として製作した短編「うつくしいひと」に出演する橋本愛、姜尚中、石田えり、高良健吾、米村亮太朗という、オール熊本出身のキャストが揃ってレッドカーペットを歩いた。豪華ゲストを一目見ようと、沿道には約1200人のファンが集まった。
八千代座は明治43年に建造された国指定重要文化財で、江戸時代の伝統的な様式を今に伝える芝居小屋。その周りを囲むようにレッドカーペットが敷かれ、ゲストはリムジンではなく日本情緒あふれる人力車に乗って登場した。
映画好きの若者たちが集まってスタートした同映画祭は、「この町の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい、体感してもらいたい」と回を重ね、2014年の第10回からは行定監督をディレクターに迎えた。「映画祭の面白さを観客に伝えたい」というスローガンのもと“地方創生”の新しい形の映画祭として注目されている。
行定監督は、「この『うつくしいひと』は菊池と山鹿の有志たちと一緒に地元を盛り上げようと作った熊本の映画、県民のみなさん全員がプロデューサーです」と呼びかけた。初めて熊本を舞台にした映画だけに、「熊本出身のキャストによる映画を熊本で撮り、この菊池映画祭のオープニングを飾ることができた、監督冥利に尽きます」と感慨深そうにコメントした。
同映画祭は、オープニング上映作品「うつくしいひと」の無料上映にはじまり、招待作品「マジックユートピア」(遠山昇司監督×丹修一監督)、「友だちのパパが好き」(山内健司監督)、「死と恋と波と」(松永大司)など、これからの映画界を担う若手映画人の作品を上映。新しい才能の発掘の場としても期待が寄せられている。
また、映画祭のメイン企画では前回の高良健吾特集に続き、今回は日本屈指の名優・中井貴一の特集を企画。中井が自選した3本を上映。今は亡き巨匠・市川崑監督が1993年に撮ったハイビジョンドラマ「その木戸を通って」、相米慎二監督作の「東京上空いらっしゃいませ」、中井の父・故佐田啓二さん主演&小林正樹監督の「この広い空のどこかに」は35ミリフィルムで上映される。
「菊池映画祭2016」は3月6日まで開催。5~6日の会場は菊池市文化会館。
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