中村玉緒、リチャード・ギアと勝新太郎を比べうっとり

この日は、今作に出演するリチャード・ギアの等身大フィギュアが蝋人形館「マダム・タッソー東京」から持ち込まれた。精巧に作られたフィギュアの髪に触れた中村は、「主人もこういう縮れ毛だった」と亡き夫・勝新太郎さんと比べてうっとり。スーツを着た“ギアフィギュア”にほれぼれしながら、「背広姿でネクタイをおろして、1番上のボタンをはずして、お酒を飲む。男の人はその姿が1番色気を感じる」と熱弁をふるっていた。

そんな中村は、インドが舞台の今作にちなみ「2年で9キロ痩せた」という自慢のくびれをあらわにした、民族衣装のサリー姿で登場。ボリウットダンサーたちとともにダンスを披露し、「阿波踊りになっちゃった！　生きててよかった」と笑顔を弾けさせていた。

また、映画で描かれるシニアたちの恋愛に触れ、「それぞれ夫と妻を亡くした同級生が昨年末結婚した。輝いて見えてうらやましい」と羨望のまなざしを向けた。しかし中村自身は、恋愛よりも息子で俳優の鴈龍（がんりゅう）の結婚が夢であると明かし、「（嫁は）一緒にスロットやパチンコをしてくれる人がいいですね。息子の悪口を一緒に言ったりしたい」と茶目っ気たっぷりに語っていた。

「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章」は、悠々自適な隠居生活を送るため、イギリスからインドのマリーゴールド・ホテルにやって来たシニアたちの群像劇。3月4日TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。