故ヒース・レジャーさんのオスカー像は今どこに? 実父が明かす
2016年2月29日 06:00

[映画.com ニュース] 「ダークナイト」でアカデミー賞助演男優賞を受賞した故ヒース・レジャーさんのオスカー像が、レジャーさんの故郷オーストラリア・パースの西オーストラリア州立博物館のコレクションになっていることを実父のキム・レジャー氏が語った。
悪役ジョーカーを怪演したレジャーさんは2008年、同作の公開を前に28歳の若さで急逝。翌年のアカデミー賞授賞式では、父キム氏が登壇しオスカー像を受け取った。パースの自宅で米ハリウッド・レポーター誌の取材に応じたキム氏は、「ほろ苦いというのが、あの夜を表現するのに最も近いかもしれないですね」と言い、「私たちはまだ息子を失った悲劇から立ち直っていなかったけれど、ヒースが自分の中で最高だと思っていた演技が栄誉に輝いたのですから」と振り返った。
レジャーさんは約10年にわたるキャリアの中で98の賞を受賞しており、キム氏は「仲間たちに認められることがヒースにとって最も重要なことで、オスカーはその集大成でした」と語る。オスカー像は最終的に、レジャーさんと女優ミシェル・ウィリアムズの間に生まれた、現在10歳の娘マチルダちゃんのものになるそうだ。
西オーストラリア州立博物館では、レジャーさんが「ダークナイト」で着用した衣装をはじめ、手紙や日記、自筆の脚本といった私物が常設展示されている。オスカー像は現在、一時的にキム氏のもとへ返還されているそうだが、後日展示品に戻されるという。
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