E・レッドメイン、A・ビカンダー、T・フーパー監督、「リリーのすべて」に見つけた三者三様の“愛”とは?
2016年2月19日 17:00

[映画.com ニュース] 世界初の性別適合手術で女性になった実在の画家アイナー・ベイナーを描き、第88回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞ほか4部門にノミネートされた「リリーのすべて」の特別映像が公開された。エディ・レッドメイン、アリシア・ビカンダー、トム・フーパー監督が、映画で描かれるそれぞれの“愛”について語っている。
舞台は1926年のデンマーク。アイナー(レッドメイン)は、肖像画家である妻ゲルダ(ビカンダー)に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自らに眠る“女性”の存在に気付き、心身ともに女性として生きたいという衝動を抑えきれなくなっていく。ゲルダは“リリー”という女性として過ごすようになった夫の変化に苦悩しながらも、支えようと奮闘する。
レッドメインとビカンダーは「美しく、繊細なラブストーリーだ」(レッドメイン)、「最愛の人に、全てをかけた女性の物語よ」(ビカンダー)とそれぞれ作品を俯瞰(ふかん)した視点とキャラクターの立場から語る。対するフーパー監督は「真に寛容な愛が、変わりゆく相手をいかに受け入れるかを描いた」とし、「人生には壁が立ちはだかる。その壁を2人がいかに乗り越えるか。2人は困難を乗り越え社会に挑戦した。信じられないほど献身的な愛が、この感動的な物語を紡ぎ出すんだ」と何ものにも変えがたい愛情こそが、本作の大きな魅力と話している。
また、映像では、アイナーとゲルダの関係が変容していくさまを時系列順に映し出している。ゲルダが「夫が必要なの。呼び戻して」と涙ながらに訴え、リリーが「できないわ」と沈痛な面持ちながらはっきりと答えるシーンなど、オスカーダブルノミネートを果たしたレッドメインとビカンダーの卓越した演技力を堪能できる。
「リリーのすべて」は、「007」シリーズのベン・ウィショー、「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015)のセバスチャン・コッホ、「ラム・ダイアリー」(11)のアンバー・ハード、「君と歩く世界」(12)のマティアス・スーナールツらが脇を固める。3月18日から全国公開。
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