映画版「僕だけがいない街」、藤原竜也の絶叫直前メイキング映像公開
2016年2月15日 17:00
売れない漫画家でフリーターの藤沼悟(藤原)は、ある事件や事故の原因を取り除くまで何度でも時間がさかのぼる「リバイバル」という現象に巻き込まれてしまう。18年前に起きた児童連続誘拐事件がリバイバルした悟は、大人の精神をもったまま小学生の過去をやり直し、真犯人の究明に乗り出す。そして、当時は気づかなかった友人の優しさや母親の愛情に触れ、悟の「過去」が新しい記憶に塗りかえられていく。
「日本一の絶叫!が、できあがるまでの巻」と題されたメイキング映像では、石田ゆり子演じる母親・佐知子が何者かに刺され、殺されているのを悟(藤原)が発見する場面の撮影風景を紹介する。平川雄一朗監督と話し合いを重ねた藤原は、石田を抱きかかえ「起きてくれよ……母さん!!」と熱のこもった演技をみせ、これには石田も「泣きそうになっちゃった」と感動した様子だ。数々のヒット作で絶叫シーンを熱演してきた藤原が、本作では愛する人を守るために奮闘する青年役でどのような叫びを響かせるのか、期待をあおる内容になっている。
三部けい氏の原作漫画は「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中だが、3月4日発売の4月号で最終回を迎えることが発表されており、その結末に注目が集まっている。映画版には、有村架純がヒロイン・愛梨役で藤原と初共演するほか、及川光博、杉本哲太、子役の中川翼くん、鈴木梨央ちゃんらが出演する。3月19日から全国公開。