行定勲監督、熊本・菊池映画祭を熱くPR「目標はさぬき!」
2016年2月14日 20:25

[映画.com ニュース] 行定勲監督が2月14日、香川県で開催中の「さぬき映画祭2016」で上映された、興行収入85億円の大ヒット作「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)の舞台挨拶を、高松・イオンシネマ高松東で行った。
「やっと来て頂けた! 『セカチュー』の上映は、10周年まで待っていたんですよ」と満面の笑みをみせた本広克行ディレクター。この日、行定監督は同県で撮影を行った今作と「春の雪」のロケ地をめぐるツアーを、ファン約40人とめぐっての舞台挨拶登壇。大成功だったと聞いた本広監督は「来年も来てもらおうかな」と、してやったりの面持ちだ。
同作は、片山恭一氏の同名小説を大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來の出演で映画化したもの。高校時代に死別した恋人との思い出を引きずり続ける青年が、過去をたどる旅を経て、現在の恋人とともに生きていこうとする姿を描いている。同作が遺作となった故篠田昇さんが撮影を手がけていることでも知られている。
行定監督は、「当初は配給の東宝から、日帰りができる千葉の銚子で撮ってくれと言われていたんです。映画って面倒くさいことを省くと良いことはない。とにかくロケハンだけでも四国へ行かせてくれって説き伏せた」と撮入前の“攻防”を述懐。そして、「愛媛の伊予がすごく良かったんです。香川はロケハン3日目、撮影の篠田昇さんが『ここに行ってみようぜ』と言ったのが、庵治だった。全てがシナリオにある場面と重なって、本当に素晴らしかったんです」と明かす。
社会現象になった今作について、「ヒットしてビックリした。何でこんなことになっているんだ? と思った」と語る行定監督は、ロケ地・香川での上映に感無量の様子。「ここでやれるということが嬉しい。今回のロケ地ツアーは、僕にとっても大きかった。いろんなことを思い出しましたし、昔の自分に教えられることもありました」と満席の場内に訴えていた。
また、行定監督がスーパーアドバイザーを務める熊本の「菊池映画祭2016」には、本広監督も参加するという。日程は3月4~6日だといい、同県出身の役者だけで製作した新作の中編「うつくしいひと」(橋本愛、姜尚中、高良健吾ら出演)を完成させた行定監督は、「約40分の中編なんですが、結構いい感じのものができた。菊池のみんなは、『目標はさぬき!』と言っていますから」と熱心にアピールすることも忘れていなかった。
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