キアヌ・リーブス、「砂上の法廷」予告編で嘘まみれの裁判に挑む
2016年2月11日 12:00
[映画.com ニュース] キアヌ・リーブス主演の法廷ミステリー「砂上の法廷」の予告編が、このほど公開された。アクション俳優として絶大な人気を誇るリーブスが、敏腕弁護士役で嘘まみれの絶対不利な裁判に挑む。
予告編では、父親を殺害したとされる17歳の少年の裁判を緊迫感たっぷりに切り取っている。自白、数々の証拠と証言で有罪確定と思われていたが、母親の思いもよらぬ証言から、証人たちの嘘が発覚。誰が嘘をついているのか疑惑が深まる中、リーブス演じるラムゼイ自身が「私も嘘をついた」と複雑な視線を投げかけ、嘘にまみれた裁判の奥に透けて見える正義のもろさを印象づける。
リーブスが真実を追究する正義の弁護士ラムゼイを、落ち着いた中にも静かな闘志を燃やす人物として作り上げる一方で、ラムゼイが弁護する少年の母親役のレニー・ゼルウィガーは、被害者の妻であり、被告の母親でもある複雑な立場をミステリアスに演じた。長編デビュー作「フローズン・リバー」でサンダンス映画祭のグランプリを受賞したコートニー・ハント監督がメガホンをとった。
「砂上の法廷」は3月から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開。