ノーCG神業アクションは金メダリストがやっていた!「X-ミッション」スノボ特別映像
2016年1月29日 17:00
[映画.com ニュース] 一流アスリートを多数起用し、エクストリームスポーツをふんだんに盛り込んだアクションサスペンス「X-ミッション」で、スノーボードシーンのスタントをオリンピック金メダリストのユーリ・ポドラドチコフらが務めていることが判明した。このほど公開された特別映像で、ボーダーたちが危険を省みずに挑んだ撮影の様子を確認することができる。
映画は、運動神経抜群の若きFBI捜査官ユタ(ルーク・ブレイシー)が常人離れした手口で次々と犯行を重ねる犯罪集団に潜入し、世界各地を共に回りながら犯行を未然に防ごうとするさまを描く。犯罪集団は大自然を舞台に8つのミッションに挑むが、スノーボードのシーンはイタリアに位置するヨーロッパアルプスの最高峰、標高4810.9メートルの山・モンブランで撮影された。
映像でも、男たちが切り立った山肌をスノーボードで走り抜けていくが、最高速度は時速105キロにもおよぶという。14年のソチ五輪で金メダルに輝いたポドラドチコフと共に危険なスタントに挑戦したのは、世界選手権やワールドカップに出場し、チャンピオンに7度輝いたグザビエ・ドゥ・ラ・リューなど名だたるスノーボーダーたち。劇中では、猛スピードで滑り降りるだけでなく、空中で回転を加えるなどワールドクラスの個人技を見せつけている。
第2班監督のロブ・ブルースは、撮影を振り返り「(スタントの)4人が崖から着地したら、雪面全体が崩れ始めた」と告白。大惨事につながりかねない危険な状況だったが「こういう映像はどうしてもとらえたい」と撮影を続行。今回公開された映像でも、クルーが命がけで撮影したスリルあふれるシーンの一部が収められている。
「X-ミッション」は、2月20日から全国公開。