佐藤健「世界から猫が消えたなら」に自信!芸能生活10周年「勝たねばならない勝負作」
2016年1月20日 16:07

[映画.com ニュース]俳優の佐藤健が1月20日、都内で行われた主演映画「世界から猫が消えたなら」の完成報告会見に、メガホンをとった永井聡監督、製作を務めた市川南氏、プロデューサーの春名慶氏、原作者の川村元気氏とともに出席した。
今年で芸能生活10周年を迎える佐藤は、今作に対し「僕のキャリアにとっても、絶対に勝たねばならない勝負作になりました」と大きな自信をのぞかせる。生まれた時から猫を飼っていたというだけに「猫が世界からいなかったとしたら、全然別の人格になっていたと思います」と明かし、「その意味でタイトルにもひかれ、川村さんの原作は映画の話がある前から読んでいました」と振り返った。
完成した作品の感想を問われると、「主人公が嬉しいときは見ている僕も嬉しい、泣いている時は悲しいというように、僕と同じ感情の流れで見られた。演じているから当たり前かと思われますが、今までにない初めてのことでした」としみじみと語る。そして、この日が2016年のイベント初出席だそうで、「今年は申年ですが、僕にとっては猫年です」とほほ笑んだ。
さらに佐藤は、今作で内向的な“僕”と高圧的な“悪魔”の1人2役に挑戦。「すごく難しい役であることは明らかなので、チャンスとピンチが同時に来ました」と苦笑いを浮かべた。悪魔に扮する際は、一部に特殊メイクを施しているが「すごい特殊メイクをしたかったんですが、(要望が)どんどん削られて、最後には指だけになっちゃいました。何とかやりたいことはできましたけど、恥ずかしいので指の話は隠す方向でいきます」と明かした。
映画プロデューサーとして知られる原作者の川村氏は、「郵便配達員と悪魔、つまりシリアスとコミカルの両方をできる日本の俳優として、佐藤健しか思い当たらなかった」と称賛。また、川村氏から直接ラブコールを受けた永井監督は、「ふだんCM監督をやっている僕のところに(オファーが)来るというのは、原作をいろいろ変えてほしいんだろうと感じた。川村さんも理解してくれて、自由にできました」と胸を張った。
「告白」「モテキ」「バケモノの子」など数多くのヒット作を手がけてきた川村氏が、LINE連載小説という世界初の形態で発表した小説を実写化。「世界から猫が消えたなら」は、5月14日から全国で公開。
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