渡辺謙&宮崎あおい「怒り」劇中カット本邦初公開!
2016年1月1日 05:00

[映画.com ニュース] 日本映画界を代表するオールスターキャストで吉田修一氏の問題作を映画化する「怒り」(李相日監督)の場面写真が1月1日、初公開された。千葉、東京、沖縄の3パートで描かれる群像劇のなかで、公開されたのは千葉パートで親子を演じる渡辺謙と宮崎あおいが神妙な面持ちを浮かべるシリアスなカットと、渡辺扮する槙洋平が漁港をうつむきがちに歩くカットだ。
李監督が吉田氏の著作を映画化するのは、興行収入19億8000万円を記録する大ヒットとなった「悪人」に続き2度目。今作は、「怒」という血文字を残したまま未解決となった殺人事件から生まれた疑念が日本中に広まり、人々の“信じたい”気持ちに歪みを与えていくさまを、行き場のない感情に葛藤する3組の登場人物を軸に描いていく。渡辺、宮崎のほか、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴、妻夫木が結集した。
渡辺と宮崎が共演している千葉パートは、漁港で働く洋平が家出をしていた娘の愛子を新宿から連れて帰るところから物語は動き出していく。年齢が近いこともあり漁港で働き始めた田代(松山)と親密になった愛子の幸せを願う洋平は、田代に正社員登用を勧めるが断られてしまう。その後、愛子から田代と同棲したいと告げられアパートを下見した際、田代の前住所が所在しないことが判明し、不安を抱いた洋平が過去の住所を尋ねると“田代”が偽名であることも明らかに。テレビでは殺人事件の続報として、逃亡を続ける犯人の整形後の似顔絵が公開されるが、その面影は田代に似ているのだった。
また東京パートでは、大手広告代理店で働く藤田優馬(妻夫木)が偶然出会った住所不定の大西直人(綾野)と同居を始めるが、心を開いていく反面、直人の日中の不審な行動に疑いを抱くようになる。そして沖縄パートでは、母と引っ越してきた小宮山泉(広瀬)が離島を散策していると、ひとりでサバイバル生活をおくる田中信吾(森山)と出会う。気兼ねなく話ができる田中に心を開いていく泉だが、同級生の辰哉(佐久本宝)と訪れた那覇で事件に巻き込まれてしまう。
なお、同日発売の読売新聞紙上で渡辺のインタビュー、李監督と吉田氏の対談が掲載されている。映画は、9月に全国で公開。
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