伝説のギャグ漫画「珍遊記」実写映画化 松山ケンイチが坊主&パンツ一丁で太郎役に
2015年12月11日 06:00

[映画.com ニュース] 漫☆画太郎氏による伝説のギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」が、松山ケンイチ主演で「珍遊記」として実写映画化され、2016年2月27日に公開されることがわかった。「地獄甲子園」「魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE」など、映像化不可能と思われた漫画作品を独特のコメディセンスで映画化してきた山口雄大が監督を務めている。
原作は「西遊記」をモチーフにしたギャグ漫画で、1990年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載。シリーズ累計販売部数約400万部を記録した伝説的な作品だ。天竺を目指して旅を続けていた玄奘(げんじょう)が、偶然立ち寄った家の老人に天下の不良少年・山田太郎を更生させて欲しいと懇願される。宝珠の力で太郎の妖力を封じた玄奘は、嫌々ながらも太郎とともに旅をすることになる。
これまでにも「デスノート」のL、「デトロイト・メタル・シティ」のヨハネ・クラウザーII世、「ど根性ガエル」のひろしなど、クセのある漫画原作キャラクターに果敢に挑んできた松山は、「しばらくの間、僕を裸にしてくれる作品がなかったので受けさせて頂きました。自分としては良く脱げた方だと思います」と、今作では坊主頭にパンツ一丁の主人公・山田太郎を体現してみせた。
制作プロダクションは「秘密結社 鷹の爪」シリーズでも知られるDLE。「とにかく画太郎作品の中でも超難関の『珍遊記』だけは触るまいと思っていたんですが」という山口監督は、「DLEの紙谷(零)プロデューサーにそそのかされて(笑)、やることになってしまいました」とメガホンをとることになった経緯を説明。松山を起用した理由については、「原作のビジュアルイメージとは違うけれど、本質を捉えて演じることができる」と明かしている。
山口監督はさらに、「画太郎作品はドギツイ絵柄やエキセントリックな描写に目を奪われがちですが、本当の中身は小学生レベルのピュアさを持っているんです」と原作を分析し、「小中学生が楽しめるもの」をテーマに映画化したという。それだけに、「小学生が学校でパンイチ登校とかしてくれて、PTAから『珍遊記』禁止とかになってくれれば、なおのこと嬉しいです」と世間の反応に期待を寄せている。
そんな映画版に対して、原作の漫☆画太郎氏も「史上最低の糞(くそ)映画にしろって言ったのに、なんでこんなに面白くしたんだバカヤローッ!! 『◯◯の巨人』の監督に撮り直させろーーッ!!!」とコメントを発表。脚本には、「キングオブコント」の2011年と13年で決勝に進出したお笑いトリオ「鬼ヶ島」のリーダー兼小ボケ担当のおおかわらと、「銀魂゜」「おそ松さん」など話題のアニメ作品にも携わる放送作家の松原秀が参加している。
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