名匠J・オーディアール監督のカンヌ映画祭パルムドール受賞作、来年2月公開
2015年11月19日 19:30

[映画.com ニュース]第68回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞したジャック・オーディアール監督作「ディーパン(原題)」が、「ディーパンの闘い」の邦題で来年2月に公開されることが決定した。
映画は、人種・宗教・移民問題に揺れるヨーロッパの現状を背景に、暴力や戦いを捨て、愛や家族の絆を求めた人々を描いた人間ドラマ。内戦下にあるスリランカからフランスに渡るため、偽装家族となった元兵士ディーパンと女と少女の3人は、パリ郊外の集合団地でささやかな幸せを手に入れようとしていた。しかしその矢先、3人は新たな暴力に見舞われてしまう。
主人公ディーパンを演じたアントニーターサン・ジェスターサンは、スリランカ内戦の元兵士で、フランスに亡命後は作家として活動しており、演技は今作が初挑戦となった。
オーディアール監督は、監督デビュー作「天使が隣で眠る夜」(1994)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞新人監督賞を受賞し、その後も「リード・マイ・リップス」(01)、「真夜中のピアニスト」(05)、「君と歩く世界」(12)と作品を発表するごとにセザール賞を多部門で受賞してきたフランスの名匠。「預言者」(09)では、第62回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、第63回英国アカデミー賞外国語映画賞など数々の賞を獲得している。また、気鋭のミュージシャン、ニコラス・ジャーが初めて映画音楽を手がけている。
「ディーパンの闘い」は、2016年2月から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
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