アヌシーほかで受賞多数 ブラジルアニメ「父を探して」来春日本公開
2015年11月14日 06:00

[映画.com ニュース] ブラジルのインディペンデントアニメーション界の新鋭アレ・アブレウ監督による長編アニメーション「父を探して」(英題「The Boy and the World」)が2016年3月、東京・渋谷シアター・イメージフォーラムで公開されることが決まった。
同作は、出稼ぎに出た父親を探しに、少年が広大な世界を旅するという物語で、繊細かつ温かみのあるドローイングを用い、全編セリフなしで描かれている。親子関係の物語をめぐる普遍的な寓話でありながら、未知の世界へ旅立った少年の目を通し、虐げられた農民や農村、孤独が巣くう都会の姿など、ワールドカップやオリンピックの開催を控えるブラジルの現実を鮮やかに切り取った。
14年、世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭で、クリスタル賞(最高賞)と観客賞を同時受賞という快挙を達成し、これまでに30以上の映画賞を受賞。16年2月に開催される米アカデミー賞でも長編アニメーション部門の有力候補のひとつと目されている。また、サウンドトラックには、ブラジルを代表するジャズ演奏家のナナ・バスコンセロスをはじめ、ブラジルを代表するミュージシャンが参加している。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント