伊藤英明&山下智久「テラフォーマーズ」宇宙船セットで拳を交える!撮影現場公開
2015年11月9日 08:00

[映画.com ニュース] 三池崇史監督が人気漫画を実写映画化する「テラフォーマーズ」の見どころのひとつである宇宙船セットが公開され、主演の伊藤英明をはじめ山下智久らが参加した撮影の模様が明らかになった。制作費約1億円、制作期間3カ月を費やし、原作の世界観を忠実に再現した宇宙船内で、ふたりは熱く拳を交えた。
原作は、作・貴家悠氏、画・橘賢一氏の同名漫画。日本人クルーによる「マーズジャパン」チームが火星に向かうという設定に置き換え、原作1巻で描かれる「バグス2号編」の映像化に挑む。アイスランドロケを敢行し、火星の独特の雰囲気を作り上げている。
伊藤は、火星を舞台にした物語に「CGが多用されているので、みんなの思考を同じにしていく作業は楽しいのですが大変」と難しさを明かしながらも、「僕は(主人公・小吉役で)ハチに変異するので、チョウのように舞いハチのように刺す感じでいきたい」とニヤリ。「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」「悪の教典」「喰女 クイメ」に続き、4度目の三池組参加を果たし「毎回大変な役をいただくんですが、毎回刺激があって常に新しいことに挑戦している感じがとても刺激的」と楽しんでいる様子で、「ハリウッドの予算だったら300億くらいのものだと思うので、日本の予算でどこまでできるのか楽しみ」と意気込んだ。
劇中では、巨大テラフォーマーとの死闘も待ち受けており、特注スーツをまとっての演技は「ちょっと動いただけで汗がすごい」と体力勝負だ。伊藤は、スーツアクター扮する強敵テラフォーマーと対じし「別々で撮るので自分が動けているかわからないんですが、想像しながら戦っている感じなので、どうなるか」と手探りで現場に臨んでいる。
一方の山下は、特殊メイクでサバクトビバッタに変異し、今までとは違った一面を見せる。役どころに驚きもあったようだが、「人間以外のものを演じる機会はあまりないのでワクワクしています。変異後の特殊スーツもありますが、逆関節になっていて、鏡で見ると違和感しかないですが(笑)、できあがったらまた別のものになっていくと思います」。そして、「普通の役では出せない感情など、人間を超えた、いつもと違う感情が出せたと思いますし、通常なら不自然に見える部分も、メイクや衣装、火星という設定が、良い化学反応を起こし楽しくいつも以上に感情を爆発させることができました」と自信をのぞかせた。
さらに、「当日現場で“ここを英語で言ってみよう”という風に即興的に進むので、事前の練習はできませんでした。崖っぷちに立たされるといつも以上の力を出せる時もあるので、そのスリルを楽しみながら演じました」と英語での演技にも挑戦。念願かなっての三池監督の現場で新境地を開拓し、「ワクワクしながら楽しんでいます。スタッフの方もエネルギッシュだと思うので、それが自然とまわりに伝わって、僕も自然といつもと違うエネルギーが出ている気がして楽しんでいます」と充実感をにじませた。
撮影には伊藤、山下をはじめ武井咲、山田孝之、菊地凛子、ケイン・コスギ、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、滝藤賢一、太田莉菜、渋川清彦、青木健、長尾卓也、黒石高大が参加した。菜々緒役の武井は、「テラフォーマーズの世界観がセットにどんとあってその中でお芝居ができて、すごいキャストのみなさんがいるので、緊張します」と吐露。蛭間一郎を演じる山田は「ビジュアルを寄せようと思って、1カ月で40キロぐらい増やそうと思ったんですが無理でした。今油断しているんですが、三池組だからいきなりあとでアクションがバッと足されるんじゃないかという不安はあります」と笑いを誘った。
「テラフォーマーズ」は、2016年4月29日から全国で公開。
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