ソニーとの契約満了で「007」配給権めぐる争奪戦スタート
2015年11月6日 12:30
[映画.com ニュース] シリーズ24作目となる「007 スペクター」の全米公開が11月6日と迫るなか、同シリーズの配給権をめぐりハリウッドのスタジオが争奪戦を繰り広げているとDeadlineが報じた。
「007 カジノ・ロワイヤル」(06)から、同シリーズはソニー・ピクチャーズが配給してきたが、最新作「007 スペクター」で契約が満了となるため、ソニーはもちろん20世紀フォックス、ユニバーサル、パラマウント、ウォルト・ディズニーなど主要なスタジオが獲得に関心を示しているといわれている。特に積極的なのはワーナー・ブラザースで、すでにケビン・ツジハラ最高経営責任者がMGMのゲイリー・バーバー氏と面会している。
バーバー氏は同シリーズを製作するEONプロダクションの親会社Danjaqの代表として、配給パートナーを探す役割を担う人物だ。関係者によれば、MGMとDanjaqは「007 スペクター」が世界で封切られ大成功を収めたあとで、最も有利な条件を提示したスタジオと組む予定だという。なお、前作「007 スカイフォール」の世界興収はシリーズ歴代1位の11億ドルだった。