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原田眞人監督「わが母の記」は「映画の原点」 母親とのエピソードを明かす

2015年10月26日 16:55

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ティーチインに臨んだ原田眞人監督と樹木希林
ティーチインに臨んだ原田眞人監督と樹木希林

[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭JAPAN NOW部門の特集企画「原田眞人の世界」で10月26日、2012年に公開された映画「わが母の記」が上映され、メガホンをとった原田眞人監督、出演した樹木希林がティーチインに出席した。

井上靖氏の自伝的小説「わが母の記」3部作が原作。役所広司、樹木、宮崎あおいらの共演で10年間にわたる親子・家族の愛を描き、第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門の審査員特別グランプリ、第36回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞(樹木)を受賞した。

今作の製作経緯を聞かれた原田監督は「僕が映画に目覚めたのは、母親が映画好きだったから。最初の記憶は、これまた母親探しの少年の話。フレッド・ジンネマンの『The Search』(邦題『山河遥かなり』)を5歳のころに連れて行ってもらった」と告白。母と子の愛情が映し出される今作だけに、「やっと本来の映画の原点に帰ってきたというのが『わが母の記』。母には映画館には来てもらえなかったですが、(今作の)DVDを家で見てごちゃごちゃ言っていたみたいです」とほほ笑んだ。

さらに、観客から「原田監督のお母さんがもっとも好きだった映画は?」と問われ、「グレゴリー・ペックが大好きでしたね。僕がお腹の中に入っていて陣痛を起こしたのは、ペックの『仔鹿物語(1946)』を見ていた時だって言っていました。僕が『早く映画を見せろ』ってお腹を叩いたらしいです」としみじみ。続けて、「母は役者本位です。『七人の侍』の木村功さんを見たくて、僕をダシに使って御殿場ロケに連れて行ってもらった。僕は野武士が動き回るのが怖かったというのをよく覚えていますね」と母親とのエピソードを明かしていた。

また、樹木が九州の病院に通院するため、製作サイドは撮影の予備日が用意なかったという。静岡・沼津でクランクアップしたのが11年3月10日。スケジュールが伸びていたら、翌11日に発生した東日本大震災の影響を受けていたという。樹木が「美術を撤収し、撮影所に戻った時に大震災にあったそうです。(ロケ先で被災していたら)宿とか、どのくらいの出費になったでしょうね」と話すと、原田監督は「本当に大変なことになっていました。奇跡的でした。11日には編集を始めていましたが、樹木さんのおかげです」と謝意を示していた。

第28回東京国際映画祭は、10月31日まで開催。

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