「サイボーグ009VSデビルマン」の魅力を人気声優・浅沼晋太郎、M・A・Oが語る
2015年10月18日 11:30

[映画.com ニュース] 石ノ森章太郎氏原作の「サイボーグ009」と永井豪氏原作の「デビルマン」という二大ヒーローが激突する新作アニメ「サイボーグ009VSデビルマン」で、デビルマン/不動明役を務めた浅沼晋太郎、そして003/フランソワーズ役のM・A・Oがその思いを語った。
タイトルを聞いただけで強烈なインパクトを残す同作だけあって、「反響は尋常じゃなかったですね。大勢の人から、不動明をやるの!? と驚かれましたから。それだけ愛されてきた作品なんだな、とあらためて思いました」とあらためて思ったという浅沼。一方のM・A・Oは、世代的なこともあって、両作品とも名前を聞いたことがある程度だったというが、「まわりの方から、これはすごいことなんだよ、とてつもない企画なんだよと熱のこもったコメントを聞くようになって、本当にすごい作品なんだなという実感がわいてきました。これは、今まで築き上げられたものを崩さないようにしなければいけない」と思い、気持ちを引き締めたという。

悪の組織「ブラックゴースト」に立ち向かう9人のサイボーグ戦士。デーモンとの戦いを繰り広げるデビルマン。決して交わることがないと思われた両者は、ある事件をきっかけに対面し、やがて激突する。その物語展開に浅沼も「バーサスと聞くと、今まではその多くが初めから共闘する作品でしたけど、この作品でのデビルマンと009はちゃんと拳と拳で、ガチで殴り合っている。本当に戦うんだなと思って。それが印象的でしたね」と感心した様子だ。
そんな本作に登場するデビルマンの絵が「僕の知っているデビルマンよりもよりワイルドで、野獣のように感じました」と感じたという浅沼は、「009はスタイリッシュであるべきだと思っていたので、むしろワイルドさはこちらに任せてくれというくらいの気持ちで演じました(笑)」と語る。一方のM・A・Oは「フランソワーズは、気が強い一面もあるけど、基本的には優しくて母性を感じさせるようなキャラクターだと思います。演技に関してはそういった部分を意識してやらせていただきました」と振り返る。

本作のサイボーグ戦士の声優には、東地宏樹、小山剛志、水島裕、郷田ほづみといったベテラン勢が多数参加している。「緊張感からセリフが走ってしまったこともありました。でもまわりの皆さんが優しく話しかけてくださったので、少しずつ緊張がほぐれて、落ち着く事ができました。でもそうなると今度は、この作品がどれだけたくさんの人に見られるんだろうかという次のプレッシャーが襲ってきて……」と笑いながら振り返ったM・A・O。
「あのメンバーの中に、フランソワーズとして入るのは相当なプレッシャーだっただろうなと思います。立派だなと思いました」とねぎらいの言葉を送る浅沼だが、M・A・Oが女優として参加した「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイイエロー役にかけて「でも彼女はチームの中のヒロインとしては慣れていますからね」とニヤリ。そんな思わぬ指摘にM・A・Oも「そういう共通点もありますね」と笑顔を見せた。
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