登山の日「エベレスト3D」特別映像!人はなぜ山に登るのか?
2015年10月3日 13:30

[映画.com ニュース] ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホールらが出演するサバイバルドラマ「エベレスト3D」の特別映像が、“登山の日”である10月3日に公開された。世界最高峰・エベレストでの撮影を経験したキャスト陣が、「人はなぜ山に登るのか?」という問いに自らの考えを明かしている。
エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化。エベレスト登頂ツアーに参加した登山家たちが、幾多の困難を乗り越えて登頂に成功するが、下山の最中に嵐が接近。ブリザードが吹き荒れるなか、帰還しようともがくさまを描く。
主人公ロブ・ホール(クラーク)のライバルであるスコット・フィッシャーを演じたギレンホールは、「登頂できるかでなく、山と向き合うこと自体が求められる。恐怖を克服するために登るのだろう」と持論を展開。ベック・ウェザーズ役のブローリンは「野心、ごう慢、逃避、あらゆるものを背負って、人間の理解を超えた状況に挑むことになる。挑んだ者にしか分からない世界だ」と、過酷な撮影を耐え抜いたからこその意見を述べる。その言葉に同調するように「エベレストは“野心”の象徴だ」と語るのは、「ザ・ディープ」(12)で実際に起きた海難事故を描いたバルタザール・コルマウクル監督。「なぜ登るのか? 誰も答えられない。だから登るんだ。己が何者か知るためにね」と“自身との対話”を理由に挙げる。
映像では、当事者の1人であり、本作では高山に関するメイン・アドバイザーを務めている登山家ガイ・コターも登場(劇中ではサム・ワーシントンが演じる)。「なぜ命がけで山に登るのか?」とよく聞かれるというコターは、「逆に問いかけたい。“なぜ命がけで挑まないのか?”、“なぜ限界まで挑戦しないのか?”とね」と実に“山男”らしい返答。「普段抱えている不安や心配はどこかへ吹き飛んでしまう。生き延びることに必死になってね。下山する頃には心の重荷が消え、生まれ変わったような気分になる」と極限状態の果てに待つ達成感について語った。
壮観なエベレストの眺望はもちろん、断崖絶壁を果敢に登っていく登場人物の姿や、はしごを水平に渡して崖から崖に渡ろうとしている途中に雪崩が発生し、ウェザーズがあわや奈落に落ちそうになる、という手に汗握る本編映像も盛り込まれている。そのほか、イギリスを中心に活躍し、劇中では日本人登山家・難波康子に扮した森尚子の姿も確認できる。
「エベレスト3D」は、ジョン・ホークス、ロビン・ライト、エミリー・ワトソン、キーラ・ナイトレイらも出演。11月6日から全国公開。
(C)Universal Pictures
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