山本舞香、ボカロ楽曲の映画化「桜ノ雨」で初主演!浅香航大らが共演
2015年9月11日 07:00
[映画.com ニュース] 若手注目女優の山本舞香が、ボーカロイド・初音ミクが歌う楽曲を実写化する「桜ノ雨」で、映画初主演を飾ることが決定した。さらに浅香航大、広田亮平、久松郁実が共演することも明らかになった。
「桜ノ雨」は、2008年にhalyosy氏がニコニコ動画で発表した、高校生活を送る初音ミクとその卒業をテーマとする人気楽曲。halyosy氏が原作・原案として参加した小説版(既刊5巻)も出版されており、シリーズ累計発行部数20万部のヒットを記録した。映画は小説版をもとに製作され、「音浜高校合唱部」を舞台に、ボーカロイドキャラをモデルにした未来(ミク)、鈴(リン)、蓮(レン)、瑠華(ルカ)、ハルらの学園生活を描く。
「映画 暗殺教室 卒業編」やフジテレビ系ドラマ「南くんの恋人~my little lover」など、話題作への出演が相次ぐ山本が、主人公・未来役を演じる。「初主演が『桜ノ雨』という親しみのある作品で良かったと思います」と喜びを明かし、「『合唱ってすごいな』と思っていただけると嬉しいです。私も初めて歌のソロに挑戦しました! 未来という役を通して、見てくださるみなさんに何かを伝えられたらいいなと思います」とアピールしている。
さらに、「桐島、部活やめるってよ」「脳漿炸裂ガール」など映画・ドラマに引っ張りだこの浅香は、未来が思いを寄せる合唱部の部長ハル役に扮する。撮影前にはピアノの練習に取り組んだそうで、「演奏シーンや手元のカットで、吹き替えを使わずに全て僕自身で演じることが出来たことに達成感を感じています」と語る。そして静岡・沼津でのロケを「撮影の合間に釣りをしたり、行きつけの飲み屋が出来たりと、とても素晴らしい場所でした。そんな沼津の温かさが作品に影響し、力になっていると思います」と振り返っている。
メガホンをとるウエダアツシ監督は、山本について「今後の活躍も非常に楽しみな女優さんであるとともに、彼女の映画初主演作に監督して立ちあえたことは、僕の映画人生にとっても大きな財産となることと思っています」と期待を込める。楽曲を制作したhalyosy氏は、「(映画の)クレジットに僕の名前が出た時、思わず目頭が熱くなってしまい、感激です!」と感無量のコメントを寄せている。
映画「桜ノ雨」は、2016年春に公開予定。また、第28回東京国際映画祭(10月22日から開催)の“パノラマ部門”での上映が決定している。