最新作「心が叫びたがってるんだ。」引っさげ、「あの花」監督が聖地・秩父に凱旋

「心が叫びたがってるんだ。」は、「あの花」と同じく埼玉県・秩父を舞台に、高校生の男女4人の人間模様を繊細に描く。子ども時代の失言がきっかけで家族をバラバラにしてしまい、突然目の前に現れた“玉子の妖精”に「しゃべること」を封印された少女・成瀬順が主人公。人とかかわりを持たずに生きてきた順だったが、ある日「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命されたことを機に、交流会の出し物でミュージカルの準備に励むようになる。

長井監督は、会場のファンを前に「すごく光栄です。『あの花』テレビシリーズが終わったときに同じ会場でイベントがあったんですが、その時は座って見ていたステージに、今このような形で立てて光栄です」と挨拶。本作では女優の吉田羊を主人公の母親として起用したが、「本当に素晴らしかった。初アフレコと聞いていたので最初は少し不安もありましたが、実際聞いてみて、芝居をやられている方はこんなにも応用が効くのかと思いました」と高い演技力を称賛。岡田もその言葉を受け、「作品を深くしていただいた」と感謝を口にした。

また、会場には、「あの花」のスペシャルドラマ（9月21日放送）に出演する村上虹郎と浜辺美波がサプライズゲストとして駆けつけ、映画の完成を祝福。出来上がったばかりの「あの花」の予告映像が上映されたほか、この日が15歳の誕生日だった浜辺と、前日28日に22歳の誕生日を迎えた雨宮へ、長井監督から花束が贈られた。

「心が叫びたがってるんだ。」は、9月19日から全国公開。