吉田羊&木村佳乃、黒木瞳の初監督作「嫌な女」にダブル主演!
2015年8月18日 05:00

[映画.com ニュース] 女優の吉田羊と木村佳乃が、黒木瞳が映画監督に初挑戦する「嫌な女」でダブル主演を果たしていることがわかった。吉田は映画初主演となり、木村も「おろち」(2008)以来7年ぶりの主演作となる。
桂望実氏のベストセラー小説を黒木が監督デビュー作として映画化する今作に、経験豊富な実力派女優2人が参戦している。名バイプレイヤーとして映画、ドラマに引っ張りだこの吉田が扮するのは、ストレートで司法試験に合格して弁護士になった才媛・石田徹子。一方の木村は、徹子の同い年のいとこで、男をその気にさせる生来の詐欺師・小谷夏子に息吹を注ぎ込む。
境遇も立場も異なる、対照的な2人の女性を演じる吉田と木村は、映画監督としての黒木に興味津々の様子。吉田は、「共演すらまだない大先輩・黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話を頂いた時は自分の耳を疑いました」と驚きを隠さない。そして、「かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品にかける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さをぜひ見たいとも思いました」と語っている。
木村もオファーを快諾したそうで、「黒木瞳さんが映画の監督をされると聞いて、大変驚きました。内容を知らないうちから、ぜひやらせて頂きたいと心躍っていました」という。さらに、「台本を頂いたあと、瞳さんにお会いして、監督のこの作品の強い思いを感じました。これから大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いとともに、未だかつてない緊張を感じております」と意欲をみなぎらせた。
既にクランクインしている黒木監督は、2人を「自分の殻にとどまらず、何かもみつけない、何かを試したい、何かを成し遂げたいというエネルギーに満ちあふれた女優」と評す。そして、「徹子を演じる羊ちゃんからは、忍耐力と理性と懐の深さを感じます。これは、徹子を演じるうえでも不可欠ではありますが、役柄なのかご本人なのか、私でさえ見間違うほど、虚実皮膜の間を自由に行き来する才能に惚れ惚れしてしまいます」「夏子を演じる佳乃ちゃんからは、順応性と探究心、そして自由自在の瞬発力を感じます。画面の中から飛び出してくるんじゃないかという演技力には、ドキッとしてしまいます。ハンパない感受性に、私は、ついニタニタしてしまいます」とコメントを寄せる。
映画は、仕事も結婚生活もうまくいかず、心に空白と孤独を抱えた日々をおくる弁護士・徹子のもとに、婚約破棄で慰謝料を請求されたという、いとこの夏子が訪ねてくる。徹子は、子どもの頃から自分と正反対の夏子が大嫌いだった。しばらくぶりの再会を果たすと、その日以来、徹子は夏子に振り回され、トラブルが起こるたびに引っ張り出されることになる。
撮影は、8月末にクランクアップを予定。公開は、2016年。
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