バットマンが未来に対じする“ペンギン”、「GOTHAM」での役作りのキーワードは「親近感」
2015年7月16日 14:30

[映画.com ニュース] 映画「ダークナイト」(2008)でバットマンとともに犯罪と戦ったジェームズ・ゴードン刑事の若き日を描く米ドラマ「GOTHAM ゴッサム」。同シリーズに、やがてバットマンの前に立ちはだかるギャングの部下、オズワルド・“ペンギン”・コブルポット役で出演するロビン・ロード・テイラーが来日し、インタビューに応じた。
映画ファンには「バットマン リターンズ」(92)でダニー・デビートが演じた、ずんぐりむっくりな悲しき犯罪者というイメージが強いペンギン。一方、ロード・テイラー演じるオズワルドは知的でスマート、そして貪欲な野心を隠さない人間的なキャラクターに生まれ変わった。ロード・テイラーは、「ドラマはペンギンが“完成”するまでのオズワルドの成長物語でもある。ある種の弱みを見せることで、視聴者に共感を抱いてもらうことを意識した。ときには『おいおい、大丈夫かよ』って視聴者にツッコミを入れてもらって、親近感も覚えてほしかった。(さまざまな悪事を働く)同情しがたいキャラクターだからこそ、挑戦しがいがあり、抵抗感もなかったよ」と役作りを明かす。
また、舞台であるゴッサム・シティが放つ独特の背徳感は、ロケ地となったニューヨークが大きな影響を与えているという。「ゴッサム・シティがそこに暮らす人々を作り出すように、ニューヨークという都市もまたニューヨーカーを生み出していると思う。両者はパラレルワールドのような存在だね。うれしいのは、ニューヨークの人たちが『GOTHAM/ゴッサム』を我が子のように愛してくれていること。ロケをしていると、知らんぷりする“ツンデレ”な面もニューヨークっぽいし(笑)」と自身も居を構える大都市の魅力を語る。
本シリーズのレギュラー出演に加えて、「パーソン・オブ・インタレスト」「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「ウォーキング・デッド」など多くの人気ドラマで存在感を発揮するロード・テイラーは、最後に、米ドラマ躍進の理由について「ケーブル局の増加で視聴者が増えたのと同時に、スマートフォンやタブレット、PCといったプラットホームの多様化、全話ハードディスクに録画して一気見するといった視聴方法の変化が、ドラマのクオリティを向上させていると思う」と分析。「現場の技術革新も進んで、正味42分くらいの1話を9日間で撮影できる点も理由だね。文字通りルネッサンスが起こっているドラマ業界に、参加できることはとても光栄だよ」と、現場からの視点も交えて考察した。
「GOTHAM/ゴッサム」はワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより7月22日、DVD&デジタルレンタル開始。「GOTHAM/ゴッサム <ファースト・シーズン> コンプリート・ボックス」DVD&ブルーレイは9月9日から販売開始。海外ドラマ専門チャンネルAXNで日本独占初放送中。
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