継続の可能性を模索する「ハンニバル」、ネットフリックス&アマゾンは見送り
2015年7月10日 23:20
[映画.com ニュース] 「羊たちの沈黙」などに登場する殺人鬼ハンニバル・レクターの若き日を描く米NBCのドラマシリーズ「HANNIBAL ハンニバル」が、全米で現在放送中のシーズン3をもって終了することが先日発表された。
事実上の打ち切りだが、クリエイターのブライアン・フラーは、NBC以外のネットワークもしくは配信サービスでのシーズン4以降の継続の可能性を模索している。しかし、現時点では米ネットフリックスと米アマゾンが同シリーズへの関与を見送ったことを、フラーが自身のTwitterで報告。ただし、今後もあきらめずに可能性を探していくという。
「HANNIBAL ハンニバル」は、シリアルキラーとして悪名を馳せる以前の天才精神科医レクターと、FBI捜査官ウィル・グレアム(「レッド・ドラゴン」)の関係を中心に描く犯罪ドラマ。マッツ・ミケルセンがレクター、ヒュー・ダンシーがグレアム、またローレンス・フィッシュバーンがグレアムの上司ジャック・クロフォードを演じている。
「HANNIBAL ハンニバル」は、評論家から高く評価され、熱狂的なファンを獲得しているものの、視聴率は当初から振るわず、それが打ち切りの原因のひとつとなっている。NBCでの放送は、8月27日に全米で放送されるシーズン3の最終回が最後となる。