阿部サダヲ、時代劇初主演!中村義洋監督「殿、利息でござる!」に瑛太&妻夫木聡
2015年7月4日 05:00
[映画.com ニュース] 「武士の家計簿」の原作者・磯田道史氏の著書「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、中村義洋監督が映画化する「殿、利息でござる!」に阿部サダヲが主演することが明らかになった。時代劇での主演は初となる阿部のほか、瑛太と妻夫木聡という主演級のキャストが顔をそろえた。
本格的時代劇に初挑戦する中村監督の最新作は、江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台にした感動の実話。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町の行く末を心から憂えた穀田屋十三郎(阿部)ら9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿を描く。
主人公の十三郎に扮する阿部は「時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが(笑)、そういうのが全くないのに、スゴイかっこいい男達の話で、とても新鮮でした」と話す。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治役の瑛太も、「中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りを出来る事はとても幸せです」と意欲満々。十三郎の弟で造り酒屋「浅野屋」の主・浅野屋甚内を演じる妻夫木は「ずっと、ご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけて頂けて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません。1日1日を楽しみたいと思います」と7月6日からのクランクインを心待ちにしている。
ただ人のために私財を投げ打ち、無私の思いを貫いた町人たちの美しい精髄に迫る中村監督は、「原作者の磯田さんは、記録となった古文書を呼んで泣いたといいます。僕も泣きました」と明かす。さらに、「町を救うために破産するほど私財を投げ打ち、遺言は『人に話すな』。こんな人がいた、ということを伝えねばならない、今の日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか……。自分でも恥ずかしいほど一途な思いで脚本を書き、その思いに応えるように、ここぞという時には必ず呼ぼうと決めていたサダヲさん、瑛太くん、妻夫木くんら、頼もしいキャストの方々が集まってくれました」とキャスティング経緯を説明した。
撮影は山形、宮城などで行われ、8月末のクランクアップを予定している。
「殿、利息でござる!」は、2016年初夏に全国で公開。
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