「チャップリンからの贈りもの」のX・ボーボワ監督、仏音楽の名匠に生電話で観客歓喜
2015年6月29日 21:00
[映画.com ニュース] 仏映画「チャップリンからの贈りもの」が6月29日、フランス映画祭2015の“クロージング”として都内のホールで上映され、グザビエ・ボーボワ監督が観客とのQ&Aに応じた。
「いろんな国を回ってこの作品を紹介し、その度に『ここに来られて大変幸せ』と言っている」というボーボワ監督。「でもそれはウソで本心は家にいたい。でも、日本は心から来られてうれしい。友達にも日本好きは多いし、日本のファッション、和食、文化はとても興味深い」とリップサービスで観客を喜ばせた。
Q&Aでは、「シェルブールの雨傘」や「嵐が丘」を手掛けた名匠ミシェル・ルグランの音楽を使った理由を聞かれると、「この映画には彼の音楽が必要だと思い、受けてくれるか分からないがオファーした。とてもラッキーだったし、彼は今83歳だけれど、非常に若々しく熱意に富んだ人だよ」と説明。音楽は、ルグランの自宅に映像の編集機を持ち込みながらピアノで作曲したそうで、「僕も3週間くらい、朝食や買い物も含めて一緒に過ごし、2人で積み上げながら作っていった」と明かした。
そして、「彼に電話してみようかな」といきなり携帯を取り出し“生電話”。本人が出ると会場からは悲鳴にも近い歓声が上がり、ボーボワ監督も「今、東京で日本の観客と一緒にいるんだ」と報告。電話越しに観客の拍手と歓声を聞いたルグランも「日本の皆さんに乾杯」と若々しい声で応じ、ボーボワ監督もしてやったりの表情だった。
「チャップリンからの贈りもの」は、1978年に起きた喜劇王チャーリー・チャップリンの遺体が誘拐された事件をベースに、チャップリンの遺体の入った棺を盗もうとした2人組がたどる珍道中を描く。7月18日から全国で順次公開される。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー