伊藤淳史「ボクは坊さん。」主演でお坊さんに 予告編で山本美月、溝端淳平ら共演陣も明らかに
2015年6月26日 06:00
[映画.com ニュース] 実在の住職がつづった体験記を映画化する「ボクは坊さん。」で、俳優の伊藤淳史が主人公の住職を演じていることがわかった。あわせて予告編も公開され、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形ら個性的な共演陣の存在も明らかになった。
同作は、愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場の第57番礼所・栄福寺の住職・白川密成氏が、糸井重里氏が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載した実話エピソードを映画化。主人公・白川光円は、住職だった祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞めて住職になるが、24歳で初めて足を踏み入れた「坊さんワールド」には、知られざる奥深い世界が広がっていた。
予告編でも、初めて見る坊さん専用グッズに驚く光円の姿など、意外と知らない様々なエピソードが映し出されている。僧侶としての道を歩み始めたばかりの光円は、個性豊かな僧侶たちと出会い、檀家の人たちとの関係に悩み、お葬式や結婚式で人々の人生の節目を見守り、様々な経験を積んでいく。職業柄、人の生死に立ち合うことで「生きるとは何か?」「死ぬとは何か?」と考え、試行錯誤を繰り返しながら成長していく。
「映画 ビリギャル」も大ヒット中の伊藤が光円に扮し、温かく人情味にあふれる人物像を体現。伊藤は、「当たり前の様に繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います。お坊さんの役を演じさせて頂き、お寺の世界の厳しさや、美しさを、身をもって感じる事が出来ました」とコメントを寄せている。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで知られる制作プロダクションのROBOTが手がける作品で、監督は「ALWAYS 三丁目の夕日’64」で監督助手を務めた真壁幸紀が担当する。10月全国公開。