柚希礼音、ブロードウェイの巨匠から抜てきを受け「思い切って挑戦したい」
2015年6月18日 12:50

[映画.com ニュース]「ウエスト・サイド・ストーリー」や「オペラ座の怪人」などブロードウェイで数々の名作ミュージカルを生み出し、トニー賞を21回も受賞した演出家、ハロルド・プリンス。彼が自身の舞台人生をミュージカル化する新作「プリンス・オブ・ブロードウェイ」がこの秋、日本初演で幕を開けることが決まり、6月17日に都内で製作発表が行われた。
この作品は、プリンスとともに「プロデューサーズ」のスーザン・ストローマンが共同演出と振付を担当。宝塚でトップスターとして数々の伝説を作り、今年5月に退団したばかりの柚希礼音が日本人唯一のキャストとして華を添えることでも話題の舞台だ。宝塚在団中に訪れたニューヨークでプリンスを紹介されて感激したという柚希は、「まさか本当にこのようなすごい方々とのお仕事が、このような形で実現するとは。夢のようです」と頬を紅潮させた。
柚希の決意を後押ししたのは、現在ブロードウェイの「王様と私」に主演中で、トニー賞候補にもなった渡辺謙だった。「テレビで謙さんが『名声を落とすことになっても挑戦したい』とおっしゃっているのを聞いて、感動しました。私にとっては宝塚でも経験したことのない、高すぎる壁だとも思いますが、思い切って挑戦したい」と意気込む。
そんな柚希について、プリンスは「彼女は素晴らしいダンサーでありシンガーです。舞台での存在感も申し分ない。以前にもブロードウェイで主演した女性の日本人スターがいましたが、きっと礼音は新しいスターになる」と太鼓判。ストローマンも「youtubeなどで彼女のパフォーマンスを拝見しましたが、類い稀な才能をもったパワフルなパフォーマー。作品作りにも参加してもらいます。一緒に仕事をするのが待ちきれないわ」と絶賛した。作品が日本で成功すれば、ブロードウェイで上演の可能性もあるという。
柚希は7月から3カ月、ニューヨークで武者修行。作品では“レオン”という役を演じるほか、ミュージカルシーンではその作品の登場人物としても歌い踊る。女性として舞台に立つことに「不安ですが、宝塚ファンの方々もショックを受けないような“カッコイイ女子”的な衣装を考えてもらっています」と告白。プリンスは「男役のようなパンツスタイルで登場するシーンも考えている」と明かした。
一方、会見ではプリンスの声として、プリンスと親交の深い市村正親が声のみの出演をすることもサプライズで発表された。
「プリンス・オブ・ブロードウェイ」は10月23日~11月22日に東急シアターオーブで、11月28日~12月10日まで梅田芸術劇場で上演される。
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