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1年に1度の完全無法の夜を描く「パージ」2作品、異様な興奮が充満する予告編が完成

2015年6月12日 21:30

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「パージ」&続編「パージ:アナーキー」は2作連続公開
「パージ」&続編「パージ:アナーキー」は2作連続公開
(C)Univesal Pictures

[映画.com ニュース]1年に1晩だけ全ての犯罪が合法になる社会という衝撃的な設定で、全米大ヒットを記録したスリラー映画「パージ」&続編「パージ:アナーキー」を一挙に紹介する予告編とポスタービジュアルが完成した。

両作品で描かれるのは、社会の安全を維持し、人々の生活を裕福するために政府が定めた「1年に12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という法律“パージ”が実行される恐怖の1晩。イーサン・ホークが主演した1作目では、命を狙われている男を家にかくまってしまった主人公が家族を守るために奮闘し、フランク・グリロが主演を務めた2作目では、無法地帯と化した街で、逃げ遅れた夫婦と母娘、そしてある目的を持った男が生き残りをかけた壮絶な戦いを繰り広げる。

このほど公開された予告編では、米国の第2の国歌とも言われる愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」の穏やかなメロディが流れる中、平和な社会を実現するための“最恐の12時間”の異様な興奮が充満する。演説風のナレーションやパージ発令のアナウンスも緊迫感に拍車をかける。

ポスタービジュアルにも不穏な雰囲気が漂い、主人公一家を恐怖に陥れる暴徒の不気味な仮面が浮かび上がった1作目のほうでは「12時間を生き延びろ。」と観客をあおり、恐怖が街全体へと拡大しているさまが表現された2作目のほうでは、観客を挑発するかのように「あなたはどうする?」と問いかけている。

パージ発令の夜、国民は1年の間にたまった怒り、憎しみ、恨みを解き放つことが許される。午後7時に政府による放送とサイレンが鳴り響くと、翌日の午前7時まで街は完全に無法地帯となり、その間、警察・消防・医療といった機関は全て停止。ある者は殺しや強盗に手を染め、ある者は逃げ惑い、家に立てこもることでその夜をやり過ごす。両作品とも「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの製作ジェイソン・ブラムと、「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイがタッグを組んでプロデュース、ジェームズ・デモナコが監督・脚本を務めた。

パージ」は7月18日から、「パージ:アナーキー」は8月1日から、東京・TOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。同館では、「日劇スリルナイト」と銘打ちレイトショー上映を実施する。

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