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スティーブン・キング「IT」映画版から、キャリー・ジョージ・フクナガ監督が降板

2015年6月1日 17:40

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「IT」映画化に暗雲
「IT」映画化に暗雲
写真:Startraks/アフロ

 [映画.com ニュース] 米ニューライン・シネマがスティーブン・キングの傑作長編「IT」を映画化する企画から、キャリー・ジョージ・フクナガ監督(「闇の列車、光の旅」、ドラマ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」)が降板した。

1986年に発表された原作「IT」は、幼い頃に体験した得体の知れない恐怖(IT=それ)と再び対峙するべく、故郷の町に戻ってきた7人の主人公の姿を描いたホラー小説で、幼少期と大人になってからの2部構成となっている。

米バラエティによれば、「IT」映画版も2部作として準備されていたが、ニューラインは予算の都合上、1作品として製作することを検討しており、2部作を主張するフクナガ監督と製作費やクリエイティブ面で折り合いがつかず、袂を分かつ結果となったようだ。

フクナガ監督は2012年に「IT」映画版のメガホンを託され、チェイス・パーマーと共同で脚本を執筆。先日、22歳の英俳優ウィル・ポールター(「なんちゃって家族」)が、恐怖のピエロ“ペニーワイズ”役で出演交渉中と伝えられ、今夏にも撮影がスタートする予定だった。現在、スケジュールはペンディングとなっている。

「IT」は1990年にテレビ化されたミニシリーズがあるが、物語の圧倒的ボリュームから、これまで一度も劇場映画化されていない。

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