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園子温監督作「ラブ&ピース」書籍化決定!星野源、斎藤工らから祝福コメント

2015年5月28日 14:20

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園子温監督描き下ろし絵本と私小説を収録
園子温監督描き下ろし絵本と私小説を収録
(C)「ラブ&ピース」製作委員会

[映画.com ニュース] 園子温監督が初めて特撮を取り入れて製作したオリジナル映画「ラブ&ピース」の原作本が、発売された。園監督が描き下ろした絵本と、25年前の自身を投影した私小説「鈴木良一の闇」を収録している。

映画は、園監督が25年前から準備していた脚本をもとに描くエンタテインメント作品。オリンピックに向けて盛り上がる2015年夏の東京、楽器の部品会社で働く鈴木良一はある日、デパートの屋上で一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たし、ピカドンと命名して飼うことに。しかし鈴木はピカドンを下水道に流してしまい、そこから思いもよらない超展開が繰り広げられる。

絵本は、鈴木とピカドンの出会いを、油絵と詩を交えて描き出す。さらに私小説は、園監督が自主製作映画を撮り始めた当時を想起しており、「今から25年前、全力で歯ぎしりしていたあの頃の事は、あまり思い出すことはない。高円寺の薄暗い四畳半アパートの裸電球に照らされたこたつのテーブル。それからアルバイト先の管理室の薄暗いちゃぶ台。そこで、オレは映画『ラブ&ピース』のシナリオを書き始めた」といった一節が公開されている。

また、園監督と縁の深い著名人からメッセージも寄せられており、アーティスト集団「Chim↑Pom」は、「天才は常に正しい。気付いたときには更に10年先に行っている。園子温はそれを証明し続ける」と最敬礼。また、星野源は「詩を食べ映画を食べた園子温が、極彩色のうんこを撒き散らしながら絵本を食い尽くす」と独特の表現で祝福し、斎藤工も「危ない! 自分はとっくに“東京”に浸食されていた! 危ない! 園さんが“本当”を教えてくれた!」とコメントしている。

映画「ラブ&ピース」は、6月27日から全国で公開。原作本は1400円で発売中。

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