菅田将暉、NHKドラマでバイオリン&落語&ギターを披露!バンド結成に意欲も
2015年5月21日 19:10

[映画.com ニュース]さだまさしの自伝的小説を、菅田将暉主演でドラマ化した「ちゃんぽん食べたか」の試写会が5月21日、東京・渋谷区のNHKであり、さだや菅田のほか共演の本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵が出席した。
昭和40年代初頭の東京を舞台に、長崎から上京したバイオリン弾きの少年が、安保闘争などの社会情勢により挫折を味わいながらも、周囲の人々と心を通わせ成長していく姿を描く。さだ自身の半生を下敷きにしているため、主人公・佐野雅志を演じた菅田は「『事実は小説より奇なり』というか、こんなに面白いことがたくさん起こるんだと思いました」と当時の様子に思いを馳せていた。
さらに菅田は、ドラマではさまざまな事柄に挑戦し、八面六臂の活躍を見せている。「こんなに毎日が発表会のような現場はないです。落語、バイオリン、弾き語りをしたり、方言もあります」と話し、「この仕事をしていないと、さださんや皆と出会うこともなかったですし、音楽と出会うとも思わなかった。僕の親父がさださんに憧れている世代で、毎日家で弾き語りをしている姿を見ていたので、そこをイメージしながら楽しくやらせていただきました」としみじみ振り返った。
また劇中で、雅志は高校の同級生らとともにフォークデュオを結成。それだけに菅田は、撮影の合間に「バンドメンバーと、劇中で関係ない曲をやっていたりとかしていました。お芝居をしている身なので、自分がギターを弾いた音に、ドラムやベースの音が重なるという感動がなかったので、それだけでずっと面白かったですね」とニッコリ。さだから「バンドやった方がいいよ、『ちゃんぽんず』で!」と背中を押されると、「本当ですね、やりたいですよ」と意欲を見せていた。
前作「かすていら」に続き、自身の半生がドラマ化されたさだは、原作と異なる展開を見せる今作に「原作者でありながら、この物語の行く末がわかりません。楽しみに毎週見させてもらいます」と期待。そして菅田に対しては「非常に優秀な役者さんだと認識していました。あと、『菅田将暉』と『さだまさし』はちょっと似ていますから、うれしい感じがしますね」と太鼓判を押していた。
「ちゃんぽん食べたか」は、5月30日からNHKで毎週土曜午後10時放送開始。全9話。なお原作「ちゃんぽん食べたかっ!」は、同日に1500円(税抜き)で発売。
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