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竹中直人、「誘拐の掟」L・ニーソンを絶賛も「62歳で老眼じゃないのが納得いかない」

2015年5月19日 15:20

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登壇した竹中直人とおのののか
登壇した竹中直人とおのののか

[映画.com ニュース] リーアム・ニーソン主演のサスペンス・ミステリー「誘拐の掟」の公開記念イベントが5月19日、都内で行われ、俳優の竹中直人とタレントのおのののかが登壇した。

松田優作さんが主演を務めたテレビドラマ「探偵物語」やミッキー・ロークが私立探偵に扮した「エンゼル・ハート」(1987)が大好きだという竹中は、レザーコートにネクタイという自身がイメージする探偵の出で立ちで登場。「本作も含め、映画やドラマに登場する探偵は、ちょっと疲れた感じで背中を丸めて歩くところなど哀愁があって、そこに魅力を感じる」と語った。また「リーアム・ニーソンは一度見たら忘れられない個性的な顔をしている。僕は『ダークマン』(90)の頃から彼のファンですが、『誘拐の掟』でも存在感が凄かった。ただ納得がいかなかったのは、62歳なのに老眼鏡をかけていないし髪の毛もあること。僕はいま59歳ですが、老眼鏡をかけていないと何も見えないですよ」と話し、会場の笑いを誘った。

一方、おのも本作のニーソンについて「本当に素敵だと思います。特に渋い声が好きです」と絶賛。さらに「最近、年配の男性を好む“枯れ専”と呼ばれる女性が増えていますが、私もその気持ちが分かります。竹中さんもとてもダンディです」と口にすると、竹中は「サンキュー! 今日は夢のような日になります! いつか絶対に共演させてください!」と照れまくった。

この日は映画のヒットを祈念し、2人がビールで乾杯するひと幕もあった。さらに本作にちなみ、竹中が会場に用意されていた受話器を使って電話での交渉に挑戦。お酒の力を借り、おのに“口説き交渉”を試みたものの、「あまりにも急すぎます。ごめんなさい」とあっさり断られると、「俺と付き合えバカヤロー!」と持ちネタである“笑いながら怒る人”を披露し、再び会場を爆笑させた。

本作は、米作家ローレンス・ブロック氏の小説マット・スカダー・シリーズの10作目「獣たちの墓」を映画化。米ニューヨークを舞台に、ある事件をきっかけに警察を引退し、アルコール依存症の療養をしつつ私立探偵をひっそり営むマット・スカダーが、連続猟奇殺人鬼との交渉を通して白熱の頭脳戦を繰り広げる。

誘拐の掟」は5月30日公開。

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